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音楽 / 今月のお気に入り 2020年7月
あっという間に今年も半分が終わった。
今年はコロナの影響で様々なイベントが中止になったためか、特に月日の流れが速く感じる。
そんな中、最近お気に入りの曲リストを。
1. Exciter - Rising of the Dead
Spotifyで偶然流れてきて、一発で気に入った曲。
Exciterはカナダのパワーメタルバンドだが、調べてみると2004年のリメイク集に収録されていた曲であり、これは1stの曲。
1stは以前聴いたことがあったのだが、こんなに格好良い曲があったっけ?と思い、1stも聴き直してみた。
大きく違うのがVoで、このリメイク集は安定した歌唱力のVoがハイトーンを交えて歌っており、それによってこの曲の魅力が圧倒的に増している。
2. Exciter - Heavy Metal Maniac
1stとリメイク集を聴き比べると、Voはリメイクの方が明らかに上手いが、Bassはオリジナルの方がブリブリ鳴らしていて個人的には好き。
この曲はVoメロディがシンプルな事もあり、ドライブ感のあるBassラインが際立つオリジナルの方が良いと思う。
3. Radiohead - Paranoid Android
改めて買い直す程の気が起きなかったリマスター版を気軽に聴くことができるのも、サブスクの良いところ。
OK Computerのリマスターが出ていたのを今更知ったので聴いてみた。
リマスター前と比較して正直大きな音の差はないように思うが、久々にこのアルバムを聴いて、あらためて超名盤だと思わされた。
最初から最後まで飽きずに聴けるアルバム、その中でも好きな曲の一つ。
4. Death - Trapped in a Corner
Deathの名作5thのリマスターが出ているのは以前から知っていたが、未聴だったので聴いてみたところ、こちらは思っていた以上にリマスター効果があって驚いた。元々はこもり気味の音質だったが、各楽器の分離が良くなってクリアな音質に蘇っており素晴らしい(特にDr)。
このアルバムの中で一番好きな曲、後半のGtソロの応酬が堪らない。
5. Bolt Thrower - The IVth Crusade
Bolt Throwerは名前は知っているものの、日本では人気がなくさほど評価も高くなかったので、これまで聴いたことがなかった。
しかし、雑誌ヘドバンのデスメタル特集でSighの川嶋氏が押していたのを見て、聴いてみたらハマった。
確かに分かり易いメロディや曲展開はないため、当時の日本のメタル界隈では評価されなかったのは理解できるが、ヘヴィで魅力的なリフをひたすら繰り返し重戦車のように押していくスタイルはとにかく格好良い。
モッシュピットが自然に湧き起こる光景が目に浮かび、メタルというよりはハードコア好きの方がハマる気がする。
6. Dead End - I Can Hear The Rain
Gtの足立裕二氏の訃報を目にして、Dead Endも久々に聴いた。
Dead Endの中でも、自分はこの曲が一番好き。
7. Dead End - Skeleton Circus
こちらの曲は、今回アルバムを聴き直していてその魅力に気付いた。
キレの良いリフ、泣きのギターソロ、足立氏の才能が凝縮されている。
8. Coaltar of the Deepers - Hyper Velocity
Dead Endの流れで90-00年代の日本のバンドを色々聴き漁っていたら、この曲を発見。
Coaltar of the Deepersも、名前だけ知っていたが未聴だった。
様々なジャンルが混在しているスタイルだが、個人的にはシューゲイザーの要素が魅力的。
9. Thee Michelle Gun Elephant - 赤毛のケリー
Thee Michelle Gun Elephantもこれまで何故か聴く機会がなかったのだが、Twiiterのトレンドワードでt.A.T.u事件が上がっていたのを切っ掛けに、ベストを聴いてみたら気に入った。
シンプルながら、激しく叙情的な名曲。
10. Thee Michelle Gun Elephant - 世界の終わり - Primitive Version
この曲も気に入ったのだが、調べてみたらデビューシングルというのが驚き。
荒々しくも耳を引くGtが素晴らしいが、こちらのGtのアベ氏も既に亡くなっているのが悲しい。
11. Arcis - The Arcane Arts
こちらもSpotifyで発見して、お気に入りになった曲。リズミカルで煌びやかなエレクトロミュージックだが、ネットで調べてみても詳細が分からないグループ。
12. Lady GaGa - Sine From Above (With Elton John)
Lady GaGaの新譜、ダンスミュージックに回帰しており最近愛聴しているが(コロナがなければもっと話題になっていたと思う)、その中でもこの曲がお気に入り。
Elton Johnと共演しているためピアノの音が鳴り響くのかと思ったら、そんな展開では全くなく、良い意味で予想を裏切られた。
というか、表記がなければこのVoがElton Johnって普通の人は気付かないと思う。
13. Axwell Λ Ingrosso - Something New
Sine From AboveにAxwell Λ Ingrossoなるユニットが関わっているという記事を読み、彼らの曲も聴いてみた。
正直、全てが好みの曲とはいかなかったが、この曲は気に入った。
14. Babymetal - Arkadia
Youtubeを見ていたら、摩天楼オペラのDrのチャンネルを偶然見つけたのだが、自分好みの曲のDrカバーをやっていて、ついつい見入ってしまった。
先日、この曲のカバーがアップされていたので、今月のお気に入りリストへ。
壮大で劇的なメロディック・スピードメタル、アイドルだと思って聴いていないメタル好きにこそ聴いてもらいたい曲。
15. 福居良 - Scenery
こちらもSpotifyで発見した曲。
力強いタッチながら胸を打つメロディ、名曲だと思う。
16. bloodthirsty butchers - 七月 (July)
7月になると、この曲を必ず聴きたくなる。
bloodthirsty butchersの中でも個人的には一番の名曲だと思う。
激しくも切なくなる曲展開で、9分があっという間に感じる。
https://note.com/hogaraka7110/n/n2b45677cc353
↑の記事の方が詳しくこの曲について書いているのだが、全く同意。
「うだるような夏の涼しい夜に星を見上げて涙をこらえている風景」なんてまさにその通りで、この曲を聴いていると本当にそんな光景が目に浮かぶのだ。
サブスクにはないのが本当に残念、この曲が忘れられずに聴き継がれていくためにもSpotifyやApple Musicに是非配信してほしい。
あらためて見返すと、全体的に亡くなった方の多い曲リストになってしまった(Deathのチャック、bloodthirsty buchersの吉村氏ともに亡くなってバンドが解散、Bolt ThrowerもDrが亡くなって解散、福居良氏も2016年に亡くなっている)。