「流れに従って生きる」ー大学生活編ーACT9:不思議な卒業試験②
私は、おじいさんの死に目に会うのを覚悟して実家に戻りました。
<実家にて・・>
実家に帰ると、妹も実家に帰ってきており・・なんだか・・変な感じが・・
私 「あれ・・お爺さんは・・?」
妹 「それがさぁ・・ちょっとおじいちゃんの部屋に行ってみてよ・・」
祖父の部屋をそっと開けると・・
信じられない光景が・・。
手足が不自由で、ほぼ寝たきりの祖父が・・
ベットの上でぐるぐる動き回っている・・
しかも、私を見るなり「お前!誰だぁ!!」と叫びだす・・。
「殺されるゥゥゥ!!!!」とわめき散らす。
開いた口が塞がらないような光景に、しばし呆然・・。
私 「じいさん・・いったいどうしたの?」
母 「3日くらい前から、急に、頭がおかしくなったみたいで、ベットの上でぐるぐる回ったり、誰の顔を見ても分からなくて騒いでいるんだよね・・。」
私 「・・・ なんで・・・」
母 「こうなる直前に・・『みこ!みこ!』・・って何度も叫んでねぇ・・。それから急におかしくなったんだよ・・。お医者さん呼んでも、よく分からない・・と言われてさ・・。」
『みこ』・・とは、当時、我が家で飼っていた猫の名前でした。
ここから不思議な出来事が続くのでした・・
事実は小説よりも奇なり
つづく・・
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