「流れに従って生きる」ー大学生活編ーACT10:不思議な卒業試験③
祖父が「みこ!みこ!」と叫んでから急におかしくなった・・という信じがたい状況から・・こんな会話が続きました。
私 「そういえば、みこ(猫)はどこに行ったの?」
母 「それが、その日から 帰ってきてないんだよね・・」
私 「え・・。もしかして、どっかで死んでるんじゃないの・・」
母 「縁の下とか、納屋とか、一応見たんだけど、居ないんだよねぇ・・」
私・母・妹 「・・・・」
ふと・・、私が ひらめく? 頭をよぎる? 直感? めいたものが頭に浮かんで・・
私 「みこが 最後に子供を産んだ場所ってどこだっけ・・?」
妹 「あ・・かやぶき屋根の雨戸の戸袋の中だ・・」
私 「まさかなぁ・・そこに居たりして・・(^^;)」
妹 「とりあえず見てみようよ・・」
私と妹は、江戸時代に建てられた かやぶき屋根 の建物に行き、みこ(猫)が最後に子供を産んでいた、戸袋のところに行きました。
そして、立て掛かっていた数枚の雨戸をずらしました。
みこ(猫)は、そこで死んでいました。
ぞくぞく・・という、寒気を感じました・・。
その場所に 呼ばれた感 がして、思わず「うわっ・・」と声に出してしまうほどでした。
みこ(猫)は、とりあえず、土に埋めて弔ってあげましたが・・
爺さんが『みこ、みこ』と叫んでから、おかしくなったのと・・、その『みこ』が、本当に死んでいて、私が直感でそこに呼ばれた感があったのと・・いろいろ重ねると・・
なにこれ・・みこ(猫)が 爺さんに取り付くって・・そういう事ってあるの・・?
そういうことって・・世の中にあるものなの・・?
私は、当時は、お化けとか・・幽霊とか・・宇宙人とか・・あまり信じない方なので、この不思議な出来事が、ショッキングでした・・。
もし、仮にそうだとしても、現状・・病気でもない爺さんを治す方法もないので、これからいつまで 爺さんはこの状態なんだろう・・という現実だけが重くのしかかっていました。
特に危篤でもない・・基本的には元気・・なので、私は翌日には仙台に戻ることにしました(再追試験のため)。
事実は小説よりも奇なり
つづく・・
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