「多様性」がパワーワードになった経緯
「多様性」という言葉がパワーワードになって久しい。「多様性」という言葉を使えば、世の中のさまざまなことが正当化できるようになった。たとえば、「性の多様性」の名の下に伝統的なジェンダーは批判にさらされ、男も女性の格好をしていい、女も男性のような格好をすることが市民権を得ている。女性も仕事をしなければ、男性に搾取されていると考えられ、職場における「性の多様性」名詞に性別がある欧州の言語では、自己紹介の際に自分の所有形容詞を指定する動き(she/her, they/them)もある