スーパービジョンとは
スーパービジョンについて
最近、認定社会福祉士の事業報告や社会福祉士実習指導者委員会、大学院の科目で「スーパービジョン」の文字が目に入るので良い機会だと思い、noteしました。
私がスーパーバイザー養成研修を受けたのは2019年8月。当時生涯研修センター企画・運営委員会の西島善久先生の講義を参考に綴っています。
スーパービジョンの定義は社会福祉施設・機関において実施されるスーパーバイザーによるスーパーバイジーに対する管理的・教育的・支持的機能を遂行していく過程のこと(山縣文治/柏女霊峰編集委員代表’(2013),『社会福祉用語辞典』第9版,ミネルヴァ書房,P244であり、スーパービジョンは、社会福祉だけではなく、カウンセラーなどの対人援助職でも行われている。
個人の能力を可能な限り引き出し、それにより個人の問題解決をはかったり、スキルの向上を実現することを目的とするにはコーチングもある。
職場が行うスーパービジョンの特徴
①職場の特性など、バイザーがバイジーの環境を理解している。
②バイジーの普段の援助の状況を知っている。
③上司などバイザーが必ずしも社会福祉士など相談援助の相談援助の専門性をもつ者とは限らない。
④上司ー部下の関係の中では、管理的機能に関する事項に偏りやすい。
⑤上司-部下のパワーバランスの中で行われる。
日本社会福祉士会が行うスーパービジョンの特徴
①社会福祉士が社会福祉士に行うため、援助の視点が共有しやすい。
②職場を離れての客観的な視点からみることができる。
③スーパーバイザーがスーパーバイジーの状況を理解するためには、スーパーバイジーの説明能力が求められる。
④職務上の守秘義務について注意が必要である。
⑤管理的機能は、理屈として説明・支援ができても、効果的に発揮するのは限界がある。
社会福祉士会でなくてはできないスーパービジョン
〇あるべき・求められる社会福祉士像を伝えられる。
〇社会福祉士の役割は、実践者としての社会福祉士が伝える。
〇社会福祉士会の倫理綱領を伝えるという使命において、社会福祉士会でなくてはできないスーパービジョンがある。
〇価値・知識・技術を伝える、モチベーションを維持するという場は、社会福祉士からのスーパービジョンの場でこそ得られる。
社会福祉士会のスーパービジョンに興味を持った方はぜひホームページを訪れてください!
https://www.jacsw.or.jp/ninteikikou/supervision/