私の失敗体験談⑦
1次試験2度目の合格を果たした時まで話しました。1次試験は予備校の直前答練に参加して本試験の点数も比較的高かったために、2次試験も同じ予備校の直前コースに参加しました。
2次試験は平成24年、平成25年に受験しましたが惨敗。1次試験不合格が続いた為に2次試験はしばらく勉強していない状態でした。皆様も1次試験合格が分かった後は直ぐに2次試験に着手して下さい。私もこの年の1次試験が比較的点数が良かったため、少し油断していたのは事実です。
当時の私は2次試験も大手予備校のカリスマ講師に教われば絶対に成績が上がるものと信じていました。実は平成24年も大手予備校に通学して2次試験惨敗したのは記憶から薄れていました。あの時は2次試験初めての受験で記念受験であったという認識でした。
そして大手予備校で2次試験の授業をワクワクしながら受講しました。そして講義スタート。かなりの人数で教室が溢れかえっています。この内、合格できるのは約2割しかいないのか・・・。変なプレッシャーがかかります。
先生の話が進みます。みんな頷いています。
しかし私は頷いていません。「あれ、これで本当に解けるの?」そんな感じでした。2次試験は正解が公表されていません。合格者は自分自身、それぞれのメソッドを確立します。
予備校のカリスマ講師のメソッドが私には完全に合わなかったのです。
「1回目の講義でそんな事分かるの?」なんて言われそうですが、明らかに無理だと思ったのです。これは以前2次試験を受験したから分かりますが、初学者だと「診断士2次試験はこれが正解」だと思い、一生懸命頑張るのでしょう。
これは予備校批判するものではありません。あくまで診断士2次試験を受験するのは他ならぬ受験生の皆様です。他の人が受験したら替え玉受験になりますね。大切なことは、ご自身のメソッドを作り上げることです。
私だったら「けんけんメソッド」でしょうか。私のメソッドが他の人に合うかどうかはわかりません。そこを受験生の時に認識出来れば良かったですね。
もう一つ失敗した事は過去問にあまり触れなかった事です。
予備校の新作問題で得点を取る事に注力していました。
「このキーワードなんで書けなかったんだろう?」と真剣に悩み、自問自答が勉強することだと思っていました。おかげで予備校の答練や模擬試験では得点を取れるようになりました。
しかし、これは予備校対策であって本試験を受かる為の勉強では決してありません。キーワード抽出能力は高まりましたが、本質的な理解を得てはいませんでした。やはり本質的な理解は過去問演習から得られるものだと思います。一応は過去問演習をやりましたが、やはり表面的なキーワード抽出ばかり気にして、浅い勉強しか出来ませんでした。
もしタイムマシンがあれば当時の私に 今のままの勉強ではダメだと伝えたいくらいですが、当時はそれが当たり前だったのです。皆様には反面教師にしていただけたら幸いです。
母は歩く事が困難な状態が続き、父の痴呆は相変わらず。そんな状態で何とか勉強を続けてきました。2次試験を受験できる事が喜びでした。
今日はここまでにします。また次回へ・・・。