私の失敗体験記②
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
失敗体験談を書いています。しくじり先生をイメージしておりますが・・・。
多年度生の方に申し上げますが、私は別に受験生活が長かった事は「しくじり」だとは全く思っていません。意地でも頑張った証だと思っています。
合格してしまえば受験に何年かかったなんて関係ありません。これだけ長い期間受験させてもらった家族には感謝しかありませんが。
合格したらまた違う世界が待ってますよ。
今日は私の失敗体験談平成25年をお送りします。
平成24年に1次試験合格しておりますので、平成25年は2次試験オンリーで大丈夫でした。当時は1年間2次試験を勉強すれば絶対合格できると信じておりました。そこに油断があったのもしれません。
本当は平成24年1次試験合格後に銀行から養成課程に派遣してくれるはずでした。しかし、人事部からのお達しは「年齢制限がありまして・・・」。そんなの何処にも書いてないじゃん・・・とゴネまくりましたが結局ダメ。
「所詮人生こんなものか」と諦めてとりあえず自力で合格して、このダメ銀行を見返してやろうと思っていました。
平成24年は東京の予備校に通っていましたが、平成25年からはオンラインスクールで勉強しました。当時はZoomなどは当然無い状況ですし。
今は指導を止められておりますので、名前は出しませんが間違いなく私の診断士試験の基盤を形成しているのはあの指導があったからだと思っています。
他の受験生とオンラインでつながりながらの勉強。地方に住んでいる人間にとっては画期的でした。ちなみに診断士合格前も合格後も地域格差はあります。実務補習も大都市しか開催されませんし。今はZoomなどでその格差も徐々に解消されていると思いますが。(ちなみにタキプロでもZoom勉強会を開催していますので、ご興味のある方は是非参加願います。直近では7月4日開催です)
自分では平成24年に事例4でA判定を取った事もあり、事例4で高得点を稼いで合格しようと思っていました。これが後で絶望を生むことになるのですが・・・。
平成24年は予備校に訳わからん指導に振り回された経験を活かして、自分なりのノウハウを積み上げました。この頃から一発合格道場のブログを毎日読みだした気がします。
そう当時の戦略は事例4で高得点ゲット。事例1~事例3は平均点を目指す事でした。
事例4は相当演習をこなしました。当時の事例4は今のような難易度では無く激ムズ。
平成19年から平成22年頃までが激ムズゾーンかも知れません。(試しにトライしてみて下さいね)
2次試験で合格するものと思っていたので1次試験は当然スルー。保険受験なんて言葉も知りませんでした。
そんな感じで結構万全の状態で臨んだ2次試験。初っ端の平成25年事例1で衝撃を受けます。なんじゃこれ・・・。良く分からん。与件短い。第1問は環境分析のはずがいきなり助言問題。完全に舞い上がっています。トリプルアクセル並にクルクル回っております。
気を取り直して事例2へ。しかし事件が起きます。いきなり図表が現れます。それも電卓が必要・・・。そんなの聞いていないっす。今では事例2に図表は付き物ですが、平成25年からこのパターンが始まりました。(確か・・・)この時点で4回転ジャンプになっています。
事例3は普通に解きました。あまり記憶はありませんが。
しかし、この時点で合格するためには事例4で一発逆転するしか方法がありません。
事例4で試験開始後にまた事件勃発です。PLが無いんです、どこにも・・・。印刷ミスかなと思いました。試験会場がどよめいた事を覚えています。
そして200%定率法、品質原価コスト・・・。知らない論点大勃発で試験時間中に1年間何を勉強してきたのか、泣きそうになった事を覚えています。
試験会場を出てから放心状態でしたね。
結果は当然不合格。確かBCCCだったと思います。昨年の成績からも落ちていました。
ここで診断士受験を止めようと思いました。2次試験に落ちたという事より、また1次試験に逆戻りという事に絶望感を感じました。
これが3年目の学習記録になります。
ここで失敗を振り返りましょう。
・2次試験は学習した結果が必ず成績に反映されるとは限らない
・本試験では必ずサプライズが起きます。そんなときでも冷静に対処する方法をあらかじめシュミレーションしておく
・2次試験はしがみつく試験という事を認識する(難問が出ても諦めない姿勢が重要)