令和元年事例Ⅰ(解答プロセス編)
令和元年事例1の設問分析編、与件分析編に続いて解答プロセス編を書いていこうと思います。
私は普段「中小企業診断士けんけんの部屋」というブログで中小企業診断士の試験対策を中心に記事を書いています。
私は試験合格まで9年かかっている完全な多年度生です。ストレート合格で1年でサクッと合格する強者も多数いるのも事実ではありますが・・・。
でも私のように多年度に渡り受験勉強されている方が多いのも事実です。
そんな方を応援したいという気持ちからブログを始めました。
こちらは有料ブログになりますので、もちろん無料ブログでは書けないようなノウハウを書いています。もちろん私も本音部分も書いています。
そして私の再現答案も載せています。
これは無料ブログで再現答案や本音部分を載せてしまうと、批判、誹謗中傷の絶好の的となる事から有料ブログでしか掲載しません。
もちろん私の答案が完璧では無いので、合格後に検証した事を加えて記事に書いていきます。この記事を作成するにあたって多くの方の再現答案を分析して書いていますので、皆様が本試験で対応できるノウハウを含めてご提供できると思いますので宜しくお願いします。
具体的な解説に入る前に事例1の重要な論点をお話します。
事例1の特徴として、ストーリー展開を把握する事で解答を導き出す事が出来ます。
事例1の鉄板ストーリー
①過去のA社は成功していた
②外部環境の変化
③A社はコアコンピタンスを活かして多角化する。=全体戦略変更
④A社組織の変更
⑤A社人事の変更
簡単に説明します。
①必ず過去のA社は成功しています。
②そして外部環境:いわゆる脅威が訪れます。
そしてA社にピンチが訪れます。
③A社の今までのビジネスモデルは限界が来ます。
そこでA社はビジネスモデルを変革させます。
④A社の全体戦略(ビジネスモデル)を変革させた場合、それに適した組織を構築します。
⑤組織が変われば、当然人事も変更します。
事例Ⅰの場合はこういうストーリー展開をします。
解答を導く際にも、ストーリー展開を把握する事が重要になります。
私の事例Ⅰの点数は76点でした。
比較的点数は取れたと思います。
私はタキプロという受験生支援団体に所属しておりますが、合格者にアンケートを取った結果、事例Ⅰが一番得点にバラツキがありました。
要は高得点者と低得点者のバラつきが大きかったという事です。
私は本試験終了後に予備校で行われる簡易採点に申し込みしましたが、事例Iは軒並みB評価扱いでした。A評価は一つもありません。
予備校講師からしたら私の答案は「当たり前の事しか書いてないな!!」と思ったのかもしれません。答案に見映えはしません。
しかし、当たり前の事を書けば十分合格点は取れます。
(私は事例1~4までオールA評価をいただいています。)
当たり前の事を書けば、他の受験生が勝手に合格ラインから落ちていくイメージです。診断士試験は「しがみつく試験」だと思って下さい。
診断士2次試験は相対試験です。上位2割程度しか合格できない現実はあります。しかし、他の受験生を蹴散らす芸術的な解答はいらないのです。
当たり前の事を当たり前に書く。これが診断士2次試験に求められます。
このブログでは本試験で実際に私が考えた事を含めて詳細に書いていきますので、是非参考になれば幸いです。
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