溶融スラグの作られ方

こんにちは。ゴミから作ったタイルを通して、循環型社会の構築を目指している、笠井建佑といいます。

タイルの原料になっている溶融スラグの作られ方を見学しに、豊田市「渡刈クリーンセンター」へ行ってきました。

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豊田市は日本有数の環境都市で、環境意識が非常に高い自治体です。

また、豊田市は溶融炉を持っており、僕たちは、この豊田市の溶融炉で作られた「溶融スラグ」を使って、タイルの開発を行っています。

「SDGsタイル」や「えんとつ町のプペル」のタイルは、豊田市の溶融スラグを50%使用しています。

「ゴミ」が「溶融スラグ」になるまで


それでは、ゴミが溶融スラグになるまでの流れを、見てみましょう!

まず、このプラットホームと呼ばれる所に家庭のゴミが運ばれてきます。ゴミ収集車だけではなく、一般家庭の車もゴミを捨てにきます。

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集められたゴミは「ごみピット」に収集されます。ごみピットには、約5日分のゴミをストックすることができます。そして、クレーンでホッパーにゴミを運びます。

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ホッパーに入れた後、破砕処理をして、大きさを均等にしていきます。

次に、熱分解炉という所で、砂と混ざり、500~600℃で蒸し焼きにします。そうするとゴミは熱分解され「灰」「チャー」「タール」になります。

※チャー=炭、タール=油 と思って下さい。

この後、灰を約1300℃で溶融炉で溶融します。この高温を保つために使うエネルギー源として「チャー」「タール」が使われます。

そして、ここで出てきた熱をボイラで回収し、蒸気を発生させます。その蒸気でタービンを回し、発電を行っています。

この発電により、この施設や周辺施設の電力をまかなっているのです。
「ゴミ処理場 ⇒ 発電所」なんですね!

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ここからは動画で紹介します!


いかがでしょう?ゴミが溶けてどろどろになったマグマからスラグができる様子、圧巻でしたよね!!

「ゴミ処理場 ⇒ 発電所」と先ほど言いましたが、それを私達は「ゴミ処理場 ⇒ 発電所・タイル原料工場」として、さらに意味を変えていきたいと考えています。

今後も、豊田市と一緒に、このプロジェクトを盛り上げていきたいと思います!

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