ゴミからタイルを作ろうと思ったきっかけ
はじめまして。笠井建佑といいます。僕は岐阜県可児市在住、現在隣の多治見市にある、タイル商社でありメーカーでもある会社で働いています。自己紹介はどこかでがっつりしようかな。
さてTwitterで、プロジェクトの内容が詳しく聞きたいって言ってくださった方がたくさんいらっしゃったので、初めてで拙い文章ですが綴っていきたいと思います。
多治見市は、タイルの主原料である粘土がたくさん採れることから、古くからタイルや陶器産業が盛んな地で、なんとモザイクタイルの9割は多治見市で作られています。知ってました??
ところが今その主原料である粘土が枯渇の危機にあるのです。
今、みなさんのお家でタイルって見ますか??見ないですよね?
一方、おばあちゃんのお家では??お風呂とかトイレに使ってません?(ちなみに僕は35歳です!!)
日本のお家の設計では機能性が求められがちで、お風呂トイレは取り付けが楽だったり、掃除が楽なため、ユニットバスやトイレが当たり前になっています。
また、タイルは本来、建材の中で一番耐久性があってメンテナンス費がかからないことで、トータル的にコスパがいいってことでビルやマンションでは外装にタイルがたくさん使われていました。
しかし、建築基準法の改正により、10年に1度、経年変化によるタイルの落下防止のためにメンテナンスが義務付けられました。(←建築家さん、あってます?)
しかも、そのメンテナンス費は施主持ち、、、
タイルはコスパ悪くなって、安い商材がたくさん出回るようになりました。
つまり、日本ではタイルの出番は大幅に減ってきているんです。
すると、売れないタイルのために山から粘土掘るのやーめたって感じで、鉱山が閉山していき、工業用地や住宅地に置き換わっていったのです。
タイル売れない→鉱山閉鎖→原料枯渇→タイル作れない→タイル売れない→,,,
この負のスパイラルに陥っているのです!
僕達はこれを脱却し、もう一度地場産業を復活させたいという思いで、粘土に置き換わる原料を探していました。
そして見つけたのが、ゴミでした。
長くなったので、とりあえずここできっかけの部分は終わります~!
ここまで読んでくれてありがとうございました!!
次回は、どうやってゴミからタイルができるの?ってところをご紹介します!
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