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プペルタイルを作った理由
こんにちは。ゴミから作ったタイルを通して、循環型社会の構築を目指している、笠井建佑といいます。
今回は、BASEで販売しているプペルタイルをなぜ作ろうとしたのかを書いていこうと思います!
そもそもの始まりは、バルセロナで行われたSmart City Expo 2018という展示会で、ゴミからタイルを作るプロジェクトを紹介した時にさかのぼります。
Smart Cityというと、「IoT(Internet of Things:モノのインターネット)の先端技術を用いて、基礎インフラと生活インフラ・サービスを効率的に管理・運営し、環境に配慮しながら、人々の生活の質を高め、継続的な経済発展を目的とした新しい都市」と出てきます。
「町は必ずう◯こ(ごみ)をする」
IOT技術とはかけ離れたローテクな産業なのに、なぜこの展示会に出たかというと、華やかな最先端な開発に目が行きがちだけど、「町は必ずう◯こ(ごみ)をする」。Smart Cityの展示会で、ここに目をつけていた企業はいませんでした。僕らは、このう◯こビジネスがSmart City開発には必要とされるのではないかと思い、出展しました。
まぁ話が長くなるので、その成果は置いといて、展示ブースに来てもらうために使おうと思ったツールが、ゴミから作ったノベルティだったんです。
外人ウケを狙って、漢字やひらがなを印刷して配りまくりました!
可愛い女性には「美」とか、いかつい男性には「侍」のマグネットを渡してました(笑)そこで意味を説明するとすごい喜ばれてました!コミュニケーションツールになってたんですね!!
結構人気で、取材されたりしました(下の写真)
この反響の後に、「えんとつ町のプペル」と出会いました。これは、ストーリー的にものすごいシナジーがあるんじゃないか?
そしてすぐに試作して、スナックCANDY御徒町店で初めて試作品を披露しました。
このときも、コミュニケーションツールとして、みんなとすぐに打ち解けることができました。さらにそこで、プペルトランプを販売しようとしていた田中さん(@salonchikako)に出会ったのです。
これも、販売できるかも?
うっすらそんなことを考えるようになりました。
そんな中、本業の方で大失敗が起きました。
絶対に失敗を取り戻す!!
量産試験用に大量に作ったゴミからできた原料が、めっちゃ不安定だったんです・・・
タイルは焼く時に生素地の状態から10%程度収縮するのですが、失敗した原料は、微妙な温度変化で、収縮の仕方が大きくぶれてしまうものになってしまったのです(泣)ひどいでしょ??
5トン(!!)ほど、その不安定な原料が余ってしまいました。(ポンコツです)
タイルは大量のピースで面を飾ることで初めて役割を果たすので、1ピース毎にサイズが異なってしまうこの原料はタイルには使えません。普通のタイルメーカーなら捨てていたでしょう。でも、この原料を作ってもらったのに結構なコストがかかっています・・・。
ここで、プペルタイルの販売を思いつきました。1品で役割を果たすものなら商品になるじゃん!!(なので、結構商品のサイズばらばらなんです。)
ここからはものすごい早かったです。コンセプトは、プペルからの贈り物。ここをとにかくぶらさないように、とことんリサイクルにこだわりました。
高くなってしまっても、このストーリーを届けたい!!
そんな想いでハンドメイドで作っています!!
思っていた以上にみなさんからの反響があり、本当に幸せです。やってよかった。
でも、僕はこの商品で儲けようという気はありません。この商品を通して、僕らの活動を知ってもらう。そして応援してもらう。そんなツールになったらいいなと思っています。
長くなりましたが、ここまで読んでもらってありがとうございました!
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