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水蒸気と水(4) 〜空気線図〜
割引あり
この記事は、以前書いた記事「空気線図の見方(1)」をもとに書き直したものです。以前の記事も参考にしてください。
空気線図とは
前回、横軸に温度をとり、縦軸に飽和水蒸気圧をとるグラフを書きました。
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そして、ある湿った空気があったとします。この湿った空気を冷やしていきます。冷やすと言うことはこのグラフの中で点が左に移動すると言うことです。点が左に移動すると、飽和水蒸気圧の曲線に当たります。この当たった時の温度より低くすると結露が起きると言うことを説明しました。このように、グラフ上で、いつ結露するのかと言うことが直感的にわかるようにした図を線図と言うことを説明しました。
空気の状態を表す指標として、相対温度・絶対湿度、湿度、圧力など様々な指標があります。そして、熱を加えれば温度や圧力が上昇する、温度を下げると相対湿度が上がるなど、それぞれの指標は関係しています。
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