見出し画像

連帯してみんなで助け合う仕組みをもっておく、ただそれだけのこと

勿凝学問435

 敬老の日2024年9月16日に「こんなはずじゃなかった、介護保険」というYouTube上で8時間に及ぶマラソンシンポジウムを上野千鶴子さんが企画していました。
 私が頂いたテーマは「究極の財源問題/税・保険折衷方式は正しかったのか?」でした。当日、次のような話をしています。

 今日は、次のQRコードで読み込むことができる短文「連帯してみんなで助かる仕組みをもっておく、ただそれだけのこと」(『経営協』2023年12月号)のストーリーを話します。
 そこでは、「「労働力希少社会」を迎えて、・・・そのときに需要される医療・介護従事者を確保するためには、賃金は一層高くならざるを得ません。これを実現するためには、どうすればいいのでしょうか?この問いに対して、すぐに「税、社会保険料を増やす」と答えることができる人が増えること、それが、特集のタイトル「いまあるフクシを超えていく」ためには必要なこととなります」と書いています。
 そして、この文章には、「社会保障を中心とした再分配国家を五公五民の政府に例えるおかしさに気づく人がどれほど多くなるのかどうか。そうしたことに、いまあるフクシを超えて、新しい世界を切り拓くことができるかがかかっている」と書いています。
 昨年(2023年)の統一地方選挙の時に、ある政党は、日本の今の政府を、江戸時代の五公五民にたとえて批判していて、そうだそうだという人がメディアやネット界隈には大勢いて、その政党は勢いを強めていました。QRコードで紹介した文章は、そうした空気を意識しての文章です。

特集「いまある「フクシ」を越えていくために」の中で書いた「連帯してみんなで助かる仕組みをもっておく、ただそれだけのこと」をnoteで紹介しておきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?