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認知行動療法で苦しくなった時の対処法
こんにちは、心理カウンセラー(公認心理師)の高牟禮(たかむれ)です
カウンセリングをしていると
セルフワークとして
認知行動療法を実践される方とお会いすることがあります。
この方法で楽になった、
という方もおられるし、
逆に辛くなった、という話も結構あります。
自分の思考や感情を分析していくのは
時として、負担のかかる作業。
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あまり根を詰めすぎず
休んだり労ったりすることも
大切と思います。
加えてある用語が
重荷になっているケースがありました。
それは「認知の歪み」という言葉。
この「歪み」という言葉自体、
「自分がおかしい」とか「間違っている」という
自己否定の強化に繋がってしまうことが多いです。
自分を楽にするため始めたことのはずが
「歪んでいる思考を矯正せねば」
といった思考が強まり
帰って辛くなるケースは多いですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1701082880404-Vh8HSrQCaB.png?width=1200)
個人的にはセルフワークや
カウンセリングの現場で
この言葉を使いたくないですね。
私の場合、より肯定的で受け入れやすい
と思われる言葉を心がけています。
例えば、「不便な認知」と「便利な認知」
という言葉。
あるいは「デメリットの多い認知」と
「メリットのある認知」という言葉。
過度に自分を追い詰める思考があるとわかった時
「歪んだ思考を修正しよう」と考えるのではなく
「自分にとって不便でデメリットのある認知を、
便利でメリットのあるものに変えよう」
という感じで進めていくのです。
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こういった表現にするだけで
クライエントさんの表情が
明るくなることが多いです。
「不便な認知」を「便利な認知」に
「デメリットのある認知」を「便利な認知に」といった表現の方が
重苦しさや自己否定的な意味合いが
薄れるようです。
当然認知再構築の過程が、
進みやすくなります。
セルフワークやカウンセリングで用いる言葉は、
クライエントの感情や思考に
大きな影響を与えます。
より肯定的で、配慮のある言葉の方が
思考の変容や自己受容の助けになります。
カウンセリングでは
言葉一つでガラリと変わる、
その力の大きさを日々実感しています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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