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「おおすがさんとセクシーローズ展」@神戸
「おおすがさんとセクシーローズ展」は、つむぐ学舎 こづかやまlaboratoryが主催する作品展で、2024年10月17日(木)から11月5日(火)まで神戸市中央区の北野ローズガーデンで開催されている。
こづかやまLaboratoryというのは神戸にある生活介護事業所で、そこで過ごす人たちのアート作品が展示されている。一般的にいうところの、「障がい者アート」とか「アウトサイダーアート」ということになるのだが、私はこの呼称を好まない。アートに関して、どんな人が作ったのかでジャンル分けする必要がないと思うからだ。自民党支援者アートとか、野菜嫌いアートとか、イケメンアートというジャンルが無いのと同じように (もしかしたら、私が知らないだけで存在するかもしれないけど)。「美術手帖」の最新号のテーマが「AIと創造性」で、なかなか興味深い記事が掲載されていた。私の大好きな朝倉世界一さんの漫画も掲載されているのだが、その中で、「結局、作られた過程よりも、何を美しいと感じるかが大切」というようなセリフがあって、本当にそのとおりだなぁと思った。生成AIが作ったものであろうが、障がいのある人が作ったものであろうが、私自身が美しいと感じてるかどうかが肝要なのだ。朝露に濡れたクモの巣、秋の夕暮れの雲の様子、明石港から出る船から見上げる明石海峡大橋、県庁前駅の階段の天井の無数の穴など。美しいものは美しい。それに対して素直に生きていけば、それで問題ないように思う。
というわけで、「おおすがさんとセクシーローズ展」、美しさに満ち溢れた展覧会。多くの人に観てほしい。