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日産なんか潰れろ2

昨日↑の続き。
さて、そんな日産も、私に一つだけいいことをしてくれました。
それは、講習の講師が「プログラミング言語(C/C++)を教えてくれた」ということです。
NC旋盤機やライン装置などの工作機械の組み込みに、C言語及びC++というものが必要だったわけです。
私は3ヶ月の有給の休暇をもらいながら、その間の講習の中で、20人いる年齢も学歴も経歴も全く違う人たちと学びあい、切磋琢磨し、時にはライバル関係としてお互いを高め合いました。
3ヶ月目にプログラミングのテストを行ったのですが、合格者は

私1人だけ

表彰されました。
これで私は、鬼畜で性根の腐った人物たちに背を向け、保全課へと配属になったのです。給料も大幅アップです。

そして、新たな再スタートを切った、、、ように見えましたが
プログラミングを使って作業するというのは、業務全般の中でごくわずか。
保全マンのやることといえば、電気配線を新しいものに交換したり、切れてしまったラインベルトを手作業で修復したり、壊れたNC旋盤を直したり、そんな作業ばかりでした。
それが嫌だったというわけではありませんでしたが、なんだか私は、ふと正気に戻ったようです。

「ライン作業ではキレられたり殴られたりが当たり前で、講習と試験を受けたら表彰された。ひょっとして僕の力が誰かのために役にたつ場面なんていっぱいあるんじゃないか……?」

そして私は、まず辞表を提出して、学校の警備員になって、プログラミングを本格的にやりたくなって、IT業界に入って、今に至ります(警備員時代に何故プログラミングをやりたくなったのかは、また別のお話)。

世の中勝手に自分の人生にストッパーをかけたり、常識という枠の中で自分を枠にはめている人が多い……特に自分の限界を勝手に決めつけて、これしかないんだ、という自分からの術中にハマると、同じ自分自身なのに手がつけられなくなることがあります。

その典型例がまさに私でした。
考えてみれば、毒親育ちで兄から虐待されていた私は、世間が正しいのであって悪いのは全部私、という考えに支配されていました。
その認識違いから私を救うきっかけとなったのはーー

まあ、あの時私の体や顔に傷をつけまくった製造部の上長たちはユルさんですけどね。

やっぱり日産潰れろ♡

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