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ヘッドハンティングされて

AIエンジニアとして5年の経験を積み、最近になって自分のスキルが市場でどの程度評価されるかを少し気にするようになっていました。そんな矢先、ある日私のもとに一本の電話がかかってきました。聞き慣れない会社名に戸惑いながらも、少し興味を引かれた私は、まずは話を聞くことにしました。

電話の相手は、ヘッドハンターのA氏でした。彼は私の経験やプロジェクトの実績について具体的に質問をしてきて、その鋭い質問の内容に、単なる興味本位ではなく、本気で私を求めていることが伝わってきました。そして、「私どもが関わっているクライアントが、あなたのスキルを非常に高く評価しています。年収1680万円、つまり月140万円の待遇でぜひお迎えしたいと考えています」と提案されました。

正直、その額を聞いて驚きました。これまでの収入を大幅に上回り、AIエンジニアとして自分の価値を認めてもらえたような気持ちで、少し誇らしい気持ちも湧いてきました。しかし、すぐに飛びつくわけにはいきません。待遇だけでなく、新しい環境で自分が成長できるのか、仕事の内容が自分のキャリアビジョンに合っているのかを慎重に考える必要があります。

今後のキャリアを左右する大きな決断です。A氏からの提案を受けることで、新しいチャレンジが待っていると感じる一方で、今の職場やこれまでのプロジェクトで積み上げてきたものを手放す覚悟も必要です。

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