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会社のWebサイトが全然進みやしない

自分の会社のWebサイトを作り始めて、もう何週間も経つ。しかし、全然進んでいない。いや、正確には進んでいるのだが、思ったよりも遅いのだ。HTMLとCSSで作るだけなら、さっさと静的なページを組み上げて公開できるのに、今回はNext.jsとTailwindCSSを使ってモダンなWebサイトを作ろうとしているのが、遅延の一因になっている。

Next.jsはReactベースのフレームワークで、SSR(サーバーサイドレンダリング)やSSG(静的サイト生成)ができるから、SEO対策にも優れているし、パフォーマンスも良い。でも、その分、コンポーネント設計やデータ取得の設計をちゃんと考えなければならない。これが意外と手間がかかる。HTMLとCSSで直書きしてしまえば、デザインに集中できるのに、「ここはコンポーネント化するべきか?」「データはどこで管理する?」と考えているうちに時間がどんどん溶けていく。

さらに、TailwindCSSを採用したのも理由の一つだ。Tailwindはユーティリティクラスを駆使することで、CSSの記述を最小限に抑えられるというのが売りだが、慣れないとクラス名の付け方やデザインの調整に時間がかかる。「text-gray-700」「bg-blue-500」「hover:shadow-lg」みたいなクラス名を延々と書くのは楽しいけど、適切なクラスを見つけるのにドキュメントを検索している時間が結構長い。

そして、一番の問題は、エンドレスな「改善」のループにハマっていることだ。Next.jsの機能を活かした動的なコンテンツを作りたいとか、Headless CMSと連携して運用しやすくしたいとか、いろいろ考えているうちに、「とりあえず公開」することが後回しになっている。WordPressみたいに、ポンと立ち上げてコンテンツを入れていく感じではなく、最初の設計に時間がかかるのがモダンな技術の辛いところだ。

結局、技術選定のせいで進まないのか、自分の完璧主義が邪魔をしているのか、もはやよく分からなくなってきた。とにかく、「動くものを作る」ことを優先しないと、いつまで経っても終わらない。いい加減、妥協点を見つけて、最低限の機能でリリースする覚悟を決めなければならない。

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