つりがね虫に気をつけましょう-7月の魚病対策-
今年の気候は本当に異常で、5月中旬になっても池の水温は12〜13℃を示していました。
これまでも申し上げてきましたように、魚病の発生は水温が最も関係いたしますので、5月であろうが6月であろうが、水温が低ければその水温に最も好発しやすい疾患を頭に入れて予防・治療を行うようにしてください。
今回は7月の魚病対ということで、平均的な7月の気候を念頭において話をいたしますが、その年の気候の状態あるいは地域による差が生じてまいりますので、臨機応変、池の水温に応じてやっていただきたいと思います。
つりがね虫に気をつけましょう
7月に入りますと梅雨が明け初夏に突入するわけでして、例年ですと池の水温が20℃以上に上昇していきます。この時期、イカリ虫はもちろんですが、エピスティリス(つりがね虫)、ダクチロギルス、ギロダクチリス、ミクソボルスに注意しなければならないことが図1から知ることができます。
※画像はイメージです。