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冬はあまり病気にならない?-2月の魚病対策-

鯉を始めて間もない方あるいは数年経た愛好家の方からもときに「冬はあまり病気にならない」といった言葉を聞くことがあります。
 
しかし、これは正しい考え方ではありません。

図1は鱗光12月号「これだけは知っておきたい魚病対策」に使用したものですが、魚病知識の基本ですので再度使用させていただきます。

図1

この図からもわかりますように、秋から冬そして春までの間に発生する疾患も少なくありませんし、進行も決して遅くないものです。

1月2月を健康に過ごすためには12月、11月のときの予防あるいは治療が大切で、この時期の疾病を持ち越さないようにすることも、ポイントの一つです。冬期には一度おさまったかのように見える疾病が春に再燃することもあります。

水温は無理に12℃以上にする必要はありません。12℃〜13℃に保つことはむしろ中途半端で8℃〜10℃程度に抑えておくほうが、イカリ虫による心配がありません。12℃以上になりますと1月、2月でもマゾテン消毒が必要となります。このイカリ虫発生の温度ボーダーラインをはっきり覚えておいてください。11℃以下ではマゾテンはほとんど使用しなくなりますし、図1でもわかりますように、冬期に好発する疾患にはマゾテンは使用しません。

※画像はイメージです。

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