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【詩】スイートなしんぼる そしてマーク

 HILL(電光掲示板)が傾いているむこうに「必ずそういうね。」が見えて『取扱い上の注意:開封後はお早めにお召しあがりください。』を迂回しながら『濃い贅沢』が姿を見せた。
 ブランドサイトを右手に見ながら、ただ「ものすごく嫌な予感がする。」をたどりながら、CITY(新規居酒屋のチラシ)をし続ける。『環境に配慮したパッケージ(外袋)を使用』はどこまでも続くと見せかけていきなり途絶えた。『写真はイメージです』をしよう。ソレはしていた(ようだった)が緑(グリーン)。

 ①”Carla was an excellent source of (information / informations) about the town.(カーラはその街についてのすばらしい情報源だった。)”は『キャンディがのどにつまらないように、ゆっくりお召しあがりください。』っぽく揺れていて、「その予感に1000円賭ける。」が頭上に浮かび上がっては、『写真は縮小したイメージです。』に徐々に変化している。
 山、『カスタード風味のタルト』と『アレルゲン: 特定原材料に準ずるものを含む』はここからは見えず、また脇道にはいると、『すっきりとした後味の』に似ている『プロのパティシェも愛用の』も徐々にっぽく視界から消えてしまった。

 「季節逆戻り暖ってこれどういうこと?」を目印に『ミルクそのままのおいしさ』に向かって進んでいけば、『似たようなミルク本来の濃厚な味わいと』似たような場所にたどり着く。どこもかしこも似ているだ。あいさつをしよう。「『ミスターイトウ いちごのタルト。』」と囁かれるには『個包装 8枚入』すぎて、どこから『まれにジャムの中に白っぽい粒が入っている場合がありますが、これは果実の種ですので品質には問題ありません。』まで、転がりながら低くなってゆくのだろう。声が『パッケージ(外袋)の14.8%に、』すぎる。
 
 誰も見ていないことはなかったりもして、DO(ドゥー)(スナック兼用)と②”I regret having told him my secret.(私は彼に秘密をしゃべってしまったことを後悔している。)”がどこまでも平行を保ちながら続いてゆくから「本当に本当の?それとも、本当の本当に?」(影みたい)を響かせながら、縦書きなのだろう。それともやっっぱり固形な縦書きなのだろうか。
 『小麦・卵・乳成分・大豆』が触れた。
 
 私は、『万一製品に不都合がございましたら、お手数ですが、現品と外箱を下記宛に着払いでお送りください。代品とお取り替えさせていただきます。』せずに、PLACE(しっとり生地)を遠目にみながら「ねぇ、昨日あの交差点で交通事故あったよね。」をも再度迂回した。

 私も囲まれた、すばらしいを飾る。

 引用資料 
 『 』はミスターイトウいちごタルトとKanro 金のミルクのパッケージ
 ① 綿貫陽 マーク・ピーターセン 池上博 『表現のための実践ロイヤル英文法 問題演習』、旺文社、二〇〇七年、七一頁
 ② 綿貫陽 マーク・ピーターセン 『表現のための実践ロイヤル英文法』、旺文社、 二〇一一年、一七八頁

#詩 #現代詩  

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