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[詩] 鳥は鳥
バード イズ バード!
極度に羽ばたき始めた
街殺しの飲むヤクルトは
優しくて
文字文字していると
混雑してきて
さざ波が連れてきた
全身黒タイツの鳥なの
湖面に映る
増殖する鳥はきみで
透けてて
きみの想像は
どこまでも
裏切られないから
ねぇ
未来は穏やかな妥協
一致するとおもう
だったらそれは
ただの穴の影
それともただの切り絵?
切り絵の鳥は
影絵の鳥と
交差点のむこうとこっちで
さえずり合う
それはズレてて
だからこそ
真ん中に
手をつっこんだ
私の手首は
浮遊した
断言した
言葉で
はっきりと断る
いいかえれば
きみは蛍光ピンクで
ていねいに紙に描かれた
今破られた鳥の絵で
鳥は背中に噛み付いた
空っぽにつながる
ヘッドフォンをした
私の上で
流れてくる願いを吸い込む
金魚の形の掃除機だったら
それはただのパン
そしてパン
ならば
ひっそりとした
ひっそりとした
一寸先は足で
つまずく
奈落
オーケストラがフォルテッシモでC
スモークサーモンサンドイッチを1つ
きっとおいしいはずだよ
轟音に舞うパン粉
するとが
す る と が
巣 流 to 蛾
なんかいも「し」を
詩とへんかんしてしまい
くびをさゆうにふると
あしたになって
きのうになってさ
またいまからあした
まどがらすにうめこまれた
あ み の か たちに
ぜりーじょうのものが
わたしのしらな い
おとをかなでてね
ちぽち ぽ と
つみあが り
もじす う
すくなく
なって
から
ね
バード イズ バード!
と と と と
と
ひかった
それがパン
バード イズ パン