見出し画像

【詩】 本の表紙が黄色

そうだ 薄すぎる葉っぱは
「その前にこのビルだったよね。」
こすられる ニッキが鼻に 名前も知らない 
グルテンフリージャングル(一方通行)
* チープシック(片岡義男 訳)より
世界の民族衣装その買い方
「オランダ
 水平さんの服が魅力的です。
 そして、ノミの市でみつける
 アンティークな服の数々」
一見して服を着た男だとわかると思う
本当にわかんないジャングルジム 
真っ二つに 遊具なのか絵本なのか
エアー自転車二人乗りしてる
決まった時間にごまジャム
ゆるやかにあえてなでてみる
「暗くなるまで待って」
ポケットにサングラスが
アクセスビリティー日和で
空っぽなアンティークな瓶を
右手と左手を取り替え
タブ幅:8をどうするか
「さざ波がね。」
ホッチキスをブックマーク
ボタンだけを押す 大音量
「すっかり忘れてしまった。」
道の真ん中に巨石が
クラッシュするのは果物だけにしてほしい
「そっと」をずっと噛み続けている
「もう味がなくなっちゃった。」
お団子だけだった。
自作のイヤーカフスが巨大すぎて
真面目にどんどん刻んでいく
順調に敷き詰めているね?
グッケンハイムのブランコが揺れている
新宿の滑り台は使用禁止で誰もが
ビルには入れる 「びっくりした!」
初めて防カメって言葉を見た
なだらかに地すべりが
目をつぶる フリーダイヤルから
「お代わりすることにする。」
スピーカーから流れている
アルカリ水溶液 ミネラル ヘルシーなヤモリ
「5時になったら自動的に明かりがつくよ。」
灯りが招き寄せるんだ
「ですよね、ワークショップに
 参加させていただきました。」
「たくさんお話させていただきました。」
きっかけをつかむよりは転ぶことにする
まだ噛んでいる 「知ってる!」
あの部屋には明太子がある でも思い出は
途絶えることのないしあわせと「カニ缶!」
弁護士は厳正に検証するだろう、
すべきだろう 
「空白を時々差し込むと効果的です。」
「どれもみなセンチメンタルな理由で
 身につけるから」(* より抜粋)
「つい最近に買った、
 フランス製の屠殺職人用スモックは
 一年じゅう着ていられるので素敵です。」
(* より抜粋)
(本当なんです、本当に引用なんです)
ANTIQUESのタイボグラフィで
極端な節約プロジェクト
投入する影が日差しに
カテリーヌ・ミリネア+キャロル・トロイ
(そっとつぶやいて見てください)
(片岡義男が訳した本の実作者)
全く知らない名前が私のまわりには溢れている
「本当のことだね。」
時間旅行のほうが身近だけど
ハッカがまだ効いている
ハッカの文学上の素敵な歴史は
あいつはあいつは 
(これにはメロディーがついている)
感謝が還元され リフォームがフェアされ
私はますます混乱しバナナを剝かれている
白い部分をすプーンでこそぐ
乾かされる 空に
下に敷いていた白いティッシュも空に
局地的に空に
ラッキーカラーを忘れてしまって
真っ黄色なスーツ
(チープシックの表紙の色)
人生をデザインする
モノレールズと衛星たち(サン・ラ)
空目かも(英語)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?