【詩】デジタル版です
静かにしたら、(単三電池3個)
1つ欠けてやっぱり欠けている
「やっぱり気をつけなくちゃいけませんね」
ビニールのシワ、感触が
「あの時の顔ときたら、」
橋を渡った向こうに3人
どうしょうもなくサクサクと
時間を気にする、流れ弾が
「気象情報です。」と間に合わない
何に間に合わないかわからない(指で触った)
目が合うのが、(私の目とアタナの目)
遅くなって、振動が「3時のニュース」
です もう一度です
本音はホンネとなったのだろうか
肩こりがいつまでも途切れない
毛むくじゃらの尻尾が (カーペットの緑)
占いが、「一日中、寝転んでいる」
動作確認で、コーヒーはまだ残っている
ここが18行目ならば
もう購読をやめてみようと思うよ
やっぱり気になっていたし
背が低かったから
ここから先のことは忘れたけど
緞帳(どんちょう)の英語を思い出そうと
イヤホンを耳に(文字通りのタイポ)
ベルリンではビールが開けられ
それはビン(素直にビールだった)
指の感触だけで確認する
デジタルのタイポの軽(ケイ)
スカスカが好きだった
「その人がいたところには」(重)
消しゴムで消された、それが昔
消している、それが煙草を挟む
指のVサイン (電柱が目の前に)
音がクレヨンが
「これ、カカオすぎる」(事実)が
もう暮れるの、僕の名前はハヤシ
眠くて、まだ軽すぎる
動物の画像はもういらないし
決裂する、鼓膜破れそう
深すぎて足がつかなくて、笑う
(笑)コールされて
「この土地、温帯湿潤気候だっけ?」
昔にまみれる、ど、どうする
影踏んでみる? どこを探せば
「いつだって飛んでいたから」
木目調だったよ木目調
長めに削られた鉛筆の芯が
カードめくったら同情だった(全裸)
(マドレーヌ、フィナンシェ)カップケーキ
まっすぐ線を引いている
線を引いている