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【詩】 に歩く

そこから出てくる
久しぶりに通る道で落ち着いて座ってみる
(体育座りはしない)
見違えるほどに足の裏で滑ってゆく
スーパーマリオが死んだ音を夢で見た
ということは触った
包丁で切る前のローストビーフ
想像できる赤身の赤の複雑さ✖️
          もちっとしたものの誘惑
GPSを使い私の行動を直線で
             結ぼうとしたら点
そんなことは知っていた
小さな小さなヒットエンドラン
崩壊してゆく階段を軽やかにパンに挟む
「代謝量、代謝量。」
        クリアケースのたゆまぬ努力
センスのあるとセンスのないの戦いは
この地区のゆで卵の量に比例する
(タイムスパンは任意で良い)
フォローしっぱなしの、回転させっぱなし
「冷やし中華初めましたって
 貼ってなかったよ。」
ハウスとエスビーのカレー粉は
         どっちが黄色いのだろう。
微妙にエクスキュートされるファイル、
点灯する看板、気がつけば向こうにみえるのは
コンビニエンスストアの明かり  だとしたら
箱の大きさを測った
「合わせるしかないね。」
「ここの幅に合わせるしかないって
               ことだね。」
スティックのりが紙をなでている、
カラスが鳴くはずだった
不安が先に来て、洪水は後に来る
フォローしっぱなしの、乾かしっぱなし
梅雨と冷蔵庫、USBスピーカー
目を見張るほどのトライアングル
真ん中から湧いてくる人造人間=私
導きのカモ、用水路を泳いでいるので
頭がほんの少しだけ見えている
私は近づいてゆく、カモは離れてゆく
一瞬消えて現れる頭はたった3センチ
誰かと大勢が植木鉢の土を捨てた山がある
そこの頂上に登ってみる、
            季節と幼虫の静けさ
「ねぇ、金曜日のことだけど、」
返信
  「まだまだだと思います。
  待つことよりももう受け入れていることを
  意識することだと思います」
パーカーのフードをふわっと頭にかぶせては
奇声をあげて逃げる男と、
今どこかで流れる隕石の軌跡
パッチワークの中に紛れ込んでいる言葉を探す
探偵=>
顎の下まで引き上げられたタオルケット=>
夢の中でも探そうとする=。
背骨が少しだけ動いた
尋常じゃないと、明かりを点けて
引っ張った腕が頭を直撃した=ヤモリは
明かりに寄ってきたアイツに狙いをつけると
しゃもじばかりの国に来た
春しゃもじも夏しゃもじも無事生えた
夏しゃもじは詩にさえなった(実話)
ラインの絵文字を買った 
ライムが羽化しそうなのを阻止する 
(間を広くする                             )宇宙規模で
コインランドリーの中から
「投資することも忘れないでね。」
アクリル板はとっくに取り除かれている
人差し指と中指でタッピングされる
                                 リズムがまるでバッハ
枯れ葉を踏む音、枯れ葉が踏む音
醤油をかけても玉ねぎが辛すぎて、
忘れてしまったことがあった、か!
それは凄い昔だった
「凄いってどのくらい?クマくらい?」
洗面器に水が注がれる音が止まった 
スペイン語のラジオが始まった、
           風が止まる気配がした
ということは気配を触ることができた
「触れた(さわれた)って書きたかったけど、
 まぎらわしいから、
 ねぇ、そういえば鍵かけた?」
4車線の国道がここから見えるけど
トラックしかいなかった
「本当に、いなかったでいいの?」
ホットプレートは字面が暑いけど、つけ麺は
食べに行くには遠すぎる
衝動的な使用がいまだ、、
ポトリという音がする出来事を
10個箇条書きにしてみた 結構真剣に
日常生活 ラララ
斜めにして眺め回してみた、短縮、ダイアル
「くっつくまであと一息。」そっと触れ合う拳
意見は積み重なる、窓の隙間から
間に合せのものでチャチャッと仕上げる
夕食が絵に書いた餅、または鏡
「小説の中のジョニーが多すぎる問題。」の
 (本当は秘密なんです)                   捏造と
ドイツ語で麺棒は麺の木っていうらしいよ
英語で麺棒はローリングピンっていうらしいよ
「他の言い方もありそうだね。」
「だね。」「だね。」「だね。」「だね。」
気配だけが、灰が空を舞っていた
「うん。あれはきっと灰だった。」
「ねぇ、モーリスってどこの誰?」
なんの雑誌の中だったんだろうか
三叉路をどっちに行ったのだろうか
「ねぇ、モーリスってどこの誰?」
なんの雑誌の中だったんだろうか

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