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【詩】ぼっちになる(ワケ)

ダイバーが潜ったのは合唱曲だった
モニュメントを上から見れば
 真ん中にパールがあって、バスが孤を描き
 「本当にパンじゃないのか確認して。」
モニュメントを正面から見れば
 サンドイッチ用のパンを何枚も重ねたものが
 波に洗われるよう 「ならばよし。」
モニュメントを遠くから見れば
 「あれって 爆発したんだよね。」
 (イーストがね。)

比較的しょっちゅう爆発してる
出版がサンドイッチなら
ハムはきっと重なる

まとまった海はしらずしらずのパンだった
まとまった海はしらずしらずのパンかしら
まとまったキミはしらずしらずのパンかしら
止まったキミはしらずしらずのパンかしら
止まったキミは曇りしらずのパンかしら
泊まったキミは曇りしらずのパンだった
泊まったキミはヤモリしらずのパンだった
人間賛歌か?

「読みにくいし飽きてくるのが
  チャームポイント。」
(タカタタカタタカタのリズムと
 タカタカタカタカタカタカのリズムで)
 タカタ=タカタカ=1拍
リカーシブルなポエム(ボンゴ乱れ打ち)
パンはできるだけ薄く切るに限る
(フェルマータ)

モニュメントが文章だ
それは2つ横に並んだ対称的なものを
説明するのは困難きわまるから
(作曲者注 普通のことを勇気をもって。)
指揮棒そのものが合唱曲それがエレキギターだ

宣言と光源と高原が混声で
やっぱりサンドイッチだ
昔からのおもてなしの作法だ

「泡がつぎつぎと連なって音符の間を。」
いまだ潜り続けているダイバーの瞳は
自然とまぶたが重くなるようなフルの黒目

夜の公園で
黒丸って犬がしきりに鳴いているが
合唱曲の中には届かない

アニバーサリーが咲いている
アニバーサリーが私のミトン
アニバーサリーが先端に協力
アニバーサリーが独特に蒸発
アニバーサリーをあの夏のように変換
アニバーサリー至上主義ならバーゲン
アニバーサリーが終点なら果汁100%

ギターをかきならせ
「命令しないで!」
映画の中の緑の太陽が
 ゆっくりとメロンパンに
「しーっ!」

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