kenjiyama

1996年生まれ 長野県伊那市出身

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1996年生まれ 長野県伊那市出身

最近の記事

履く人【HAKUHITO】#3 折橋栄一

靴を履く”人”にスポットを当て、靴と持ち主のストーリーを辿っていく【HAKUHITO】シリーズ。 今回はMomentom店主、折橋栄一さん。 音楽、アート、ファッションを通じて出逢う仲間のきっかけと”たまり場”を作りたかったという折橋さんによって2016年にスタートしたMomentom。 Collect Moments, Not Things. ”モノやカタチだけでなくその瞬間に感じたことを大切に”という想いが、今日の伊那谷のカルチャーを牽引する空間を作り上げた。 靴は

    • 履く人【HAKUHITO】#2 川井奈樹

      靴を履く”人”にスポットを当て、靴と持ち主のストーリーを辿っていく【HAKUHITO】シリーズ。 今回はグラフィックデザイナー、またcafe CYANのオーナーである川井奈樹さん。 昔から絵を描くことが好きだったという川井さんは高校卒業後、地元印刷会社に勤務する中でモノづくりへの意欲が掻き立てられデザイン業を志したという。 個人、企業を問わず幅広く依頼を受けている川井さんだが、手書きイラストなど温かみを感じるデザインも川井さんの特徴。 2024年にそれまで勤めていたデザ

      • 履く人【HAKUHITO】#1牛山奈生都

        靴を履く”人”にスポットを当て、靴と持ち主のストーリーを辿っていく【HAKUHITO】シリーズ。 今回は古着屋nejiro(ネジロ)の店主、牛山奈生都さん。 都内古着屋でバイヤーとしてキャリアを積んだ後、2024年に地元長野県で独立し”古着屋nejiro”を開業。 店舗は複合施設”汕(サン)”の中にあり、牛山さんによりセレクトされた洋服が並ぶ。 かつて自身がそうであったようにオシャレをすることに魅力を感じ、楽しむ人を増やしていけるような場所を作りたいという思いで独立を決め

        • 夢の正夢

          どうやら大きなショッピングモールのような施設らしい。 多くの客がそれぞれ思い思いに買い物を楽しんでいる。 私はそろそろ帰ろうかという所だった。 人の波に身を任せつつ、出口と思われる方向へ向かう。 ふと、通路沿いに大きな扉のある1軒のお店が目に入った。 その店に入ろうと身体が向きを変えはじめた時には、それが夢の中の世界であることに気がついていた。 明晰夢。 それが夢であることを認識しながら見る夢。 場合によっては夢の中で自由に行動できたりもするが、今回の夢は主導権まで

          お抱えの靴磨き屋がいる生活

          なかなか手が回らない靴磨き、、、 革靴は磨くと本当に綺麗になりますし、綺麗な靴に足を通すと自然と背筋が伸びて気持ちが明るくなります。 これはぜひ全員に一度体験してもらいたいことです。 ですが、残念なことに一度磨いたからといってその輝きは永遠ではなく、履いていれば擦れや細かい埃でツヤは無くなっていきます。 つまり定期的に磨き直してあげる必要があるのです。 そもそも革という素材自体がメンテナンスを絶対条件としているものであり、乾燥した状態では100%の素材の力を享受できな

          お抱えの靴磨き屋がいる生活

          結婚式靴磨きサービス

          私は地元長野県を拠点に靴磨き屋さんとして活動しております。 靴磨き屋としての思いは以前の記事にも書きましたが、その魅力はやはり沢山の人の人生に靴を磨くことで介在できることだと感じています。 つまり自分とは全く違うタイミングに違う場所で生まれ育ってきた人と”靴”を通して時間を共有することができるのです。 先日、そんな人生のタイミングの中でも1、2を争うビッグイベントと言っても過言ではない結婚式で靴を磨かせていただきました。 結婚式での靴磨きサービスについては1年ほど前か

          結婚式靴磨きサービス

          EDGE

          死について よく分からなかった。 でもいつかは折り合いをつけないといけない事だという事だけは分かっていた。

          ¥1,500

          2024年5月18日 僕たちが【汕】と名付けたお店が幕を開けました。 当日の朝まで夜を徹して工事したカウンターもなんとかお披露目できました。 準備不足も沢山痛感したスタートでしたが、出店者様やお客様のお陰で一先ず無事にオープニングイベントを終えることができました。 ありがとうございました。 汕は、「靴磨き屋」と「デザイナー」と「古着屋」が三人で合同運営していくお店です。 僕たちが、まずこのお店に与えたのは「期限」でした。 汕は2027年に終了することが決まっているお店で

          Atelier FUJITAYA

          2024年4月30日 新店舗のスタートに伴うAtelier FUJITAYA最終営業日。 GWの真ん中、祝日でもなんでもない火曜日がこの場所に靴磨き屋が存在する最後の日。 窓の外は当然のように静かで、トラックと軽自動車がほとんど交互に通り過ぎるのみ。 いつも通りの時間が流れていく。 この街を選んだ訳ではなかったがこの建物は好きだった。 いつからあるのか分からないが以前はフジタヤ氷菓店としてアイスキャンデーを販売していたと聞く。 昔ながらの棒アイス。 その時代のフジタヤのこ

          Atelier FUJITAYA

          靴磨き屋として

          私は地元の長野県で”靴磨き屋”として活動しています。 名刺にも”靴磨き”と書いてありますし、初めてのお客様に挨拶するときは「靴磨き屋です。」と自己紹介します。 要するに革靴を磨くのが仕事と謳っているのですが、実は靴以外にもお財布やバッグ、ベルト、革ジャンetc…革製品であればメンテナンスを受け付けていますし、磨きといっても傷やシミの補修、色の染め替えなど出来ることは意外にたくさんあるんです。 何度かお話しした事のある方でも 「靴以外もやってくれるなんて知らなかった!」

          靴磨き屋として

          見様見真似

          初めて靴を磨いた時(それが靴にとって効果的な磨きだったかは不明だが)得も言われぬ爽快感があった。 教科書を開くことも無くなって久しい勉強机の上に新聞紙を広げ、靴を自分に向けて揃えて置く。 靴と同時に購入したブラシと靴クリームを並べYouTubeの検索欄には「靴磨き やり方」 おっかなびっくり撫でるようにして磨いた靴の仕上がりは、画面に映るそれとは違い控えめなものだった。 それでも、自分は何か特別なとこを成し遂げたような得意げな気分だった。 それから何度も履いて何度も磨い

          見様見真似

          新たなステージ

          靴磨き屋として地元長野県で独立してから1年半ほどが経過しました。 辰野町という長野県の中心辺り、いや日本の中心に(座標的に)位置する人口2万人弱の小さな町。 南北に長く走る谷には数多くの蛍が生息し、毎年その光の絶景は人々を癒してくれます。 そんな町の駅前商店街のシャッターとシャッターの間、妻の甘酒屋さんの建物内にスペースを借りてAtelier FUJITAYAはスタートしました。 とにかく名前を覚えてもらえるように、何をやってる人かが伝わるように、 『靴磨き』『山岸賢治』

          新たなステージ

          イタリア靴

          20歳の記念に誰よりもいい靴を履きたかった。 いい靴が何かも判らない、だからとにかく東京に向かった。2016年夏のこと。 そもそもなんでいい靴を履きたいと思ったのか今となってはそれも憶えていないが、『足元をみる』だとか『靴を見ればその人がわかる』だとかそんなような言葉はいくらでも耳にする機会があって、青年はそのまま影響を受けたのだと思う。 伊勢丹メンズ館地下一階、初めて足を踏み入れる大人な世界だった。 ずらりと並んだ革靴の数々、予算5万円を入れたお財布をポケットに感じなが

          イタリア靴

          11月9日

          11月に入った。と同時に9日間が過ぎ去っていった。

          ¥100

          11月9日

          ¥100

          タバコ

          タバコについて初めて自分の考えを持ったのは、おそらく高校生の時だと思う。 当時バンドを組んでいた僕の周りにはタバコを吸う奴ばかりだった。 だから逆張りをした。 ”20歳になるまで酒もタバコもやらない。” これがタバコに対して最初に下した決断だった。 20歳を迎え、酒もタバコも嗜むようになった。 お酒は飲めば当たり前のように酔っ払えるが、タバコの良さはイマイチわからなかった。 僕にとってのタバコの魅力は格好良さだった。 少し潰れたソフトパッケージ、緑色のボックスロゴ

          noteを手にとってみた。

          ペンは要らないらしい。 さて、この新しいツールで僕は僕のためにどんなことが出来るだろうか。 目指すは純度100%、偽りのない自分の出力。 これは僕にとって人生における最大のテーマのひとつ。 自分と世界が究極に調和した時に成し得るような気がする、そんな壮大なテーマだ。 頭の中に浮かんだ感情は、文字に起こす前に何処かへ消えて二度と現れない事もある。 でもその感情は決して無かったことにはならない。 そんな些細な移ろいさえも、等しく世界に解き放ってあげたい。

          noteを手にとってみた。