家事について
こんにちは
Noteの更新は週に一度を目標にしているんですが、最近は事業承継の業務多忙によりなかなか時間を割けず、気づけば2週間ぶりとなってしまいました。
これまでは主に仕事に関する話題を中心に書いてきましたが、今回は少し趣向を変えて、生活に関すること、こと、家事に関することについて書いてみたいと思います。
きっかけは友人から、
「俺、そこそこ家事やってるつもりなんだけど、妻からは『全然手伝わない!』って怒られるんだよね。」
と聞いたことや、弊社の社員から、
「旦那が家事を手伝わない。マジでわかってない。」
という双方からの意見を聞いたことです。
サラリーマン時代に受けたPMに関する薫陶
10数年前、私がサラリーマンとしてプロジェクトマネジメント(PM)業務に当たるようになった際の最初の上司から
「PMは家事だと思えばいい」
という教えを受けました。
上司いわく、
『外出した妻と子供が家に帰ってくる時に、家の中がどういう状態になっていたらいいかを想像して、その状態にするためには家電の何をどの順番に動かしていくのがいいのかを決めて実行する。』
というのが家事らしく。
#洗濯機は先らしい
#その後に干す手間があるので
それと、『不動産開発の竣工日までに、誰がどう動いていくべきかを想像した上で、今は誰が何をやるべきかを管理して、必要ならば自分がエンジンをかけに行く』というのは、ほとんど同じだとのことでした。
#規模感違いすると思うけど
それがあってるのかあってないのか今だによくわかりませんが、なんとなく、自分の家事とPM対する考え方の基礎になっているような気はします。
戦時と平時
リーダーシップに戦時のリーダーシップと平時のリーダーシップがあルように、もちろん、PMについても戦時と平時の違いがあると思います。
戦時のPMは問題の真因にアプローチし、チームを鼓舞し、課題を解決し、期限通りにゴールを達成することが役割となりますが、
平時のPMは、そもそも問題を起こさないようにプロジェクトを回すことが役割となります。
で、私は家事とは平時のPMに近いものだと理解しています。
使いたい時に使いたいものが使え、着たい時に着たい服が着れて、部屋が清潔で心地よい状態に保たれている、みたいに、
家の中で
「ええぃ!なんでこうなってるか、説明せい!」
とならないことが家事として重要なんだと思います。
家事としてやってはいけないこと
で、家事を平時のPMであると仮定した場合、最もやってはいけないことは、平時に事件を起こさないことです。
つまり平時を戦時にしないことです。
会社勤めの方々は会社でプロジェクトという戦時の事件に巻き込まれていることが多いと思います。
その常識感を引っ張って、家事をやろうとする方々は
「じゃあ、俺がご飯作るよ!」とか
「じゃあ、家事が楽になるような家電を買おう!」とか
「じゃあ、お手伝いさん呼ぼうよ!」
なーんていう、事件を起こそうとします。良かれと思って。
それそのもの、一つひとつはいいことだと思います。
大いに議論して進めたらいいのですが、
「家事をやってくれない(平時を一緒に守ってくれない)。」
という家事担当大臣の要望に応えるものではありません。
#だって平和を守って欲しいんだもん
#ゴールじゃなくて平和が欲しいの
普段料理をしない人が料理をして、冷蔵庫に使いづらい調味料が増えたり、
便利なんだろうけれども、使い方を覚えないといけない家電が増えたり、
やってくれる人が来るのはありがたいんだけど、気を遣うことが増えたり、
みたいな事件を作るのは、極端に言えば、家事ではありません。
#火事です
#多分ね
改めて家事とは
繰り返しになりますが、家事とは平時のプロマネです。
#多分
誰がやってくれたのかわからないけど、家がここち良い状態になっていることが最も重要なことであり目的です。
#これも多分
なので、誰かがやりきっていないことがあったら、それを見つけてそっと終えてあげることや、散らかっている状況があればそれを黙って整える、目に見えない小人さんたちがやってくれそうな仕事を続けることこそが家事です。
加えて、家事とはアピールをするものではありません。考えてみてください。いつも掃除をしてくれている人たちが
「今日、自分が掃除しました。よろしく!」
って言ったことありますか?
#大掃除の時以外
#大掃除は事件
なので、普段やらない掃除をしたり、料理をしたとて、それをアピールしては家事になりません。
なぜなら、相手に『それを認めたり、褒めたりしないといけない』という事件が発生するからです。
やるべき事を察知して、そっと済ませて、そこに自分の気配を残さないことこそ、最上の家事なのです。
#どの立場で言ってるのか怪しくなってきた
なお、家の中を心地よく保ち、誰にも気づかれないようにする、というコンセプトを踏まえると、
「もうちょっと手伝ってくれる!?(怒)」と家事担当大臣に怒られた時、
お前が気づかない時に、お前や子供たちのパンツを畳んでしまってやってるんだぞ!!とか思いながらも、
「そうなんだよー、いつも頼っちゃって、ダメな男でごめん・・。」
と殊勝な顔をして、素直に謝ることこそ、至上の家事なんじゃないかと私は思います。
何の根拠にも基づかない、個人の思いつきではありますが、以上、家事についての考え方でした。
なお、私がそれをできているかというと、それはその限りではありません。
また、PMとして優れているのかというと、それもその限りではありません。
#本当に申し訳ありません
ではでは、次回も頑張るぞ。
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