エレクトーンを使ったコンサート~《エレクトーンと管楽器の華麗なる共演「エレ管Daダダーン!」》を終えて
最初に
目にも止まらない速さで11月が過ぎ去っていき、この大量の本番ラッシュを無事(?)に消化できていることを嬉しく思うのと同時に、まだあと29曲さらう必要があり練習に練習を重ねている今日この頃です。
皆様いかがお過ごしでしょうか(どんな挨拶)。
さて、先月の25日の新潟市公演、そして今月の3日の上越市公演を終えた「エレ管Daダダーン!」についてnoteでざっくり振り返ってみようと思います。
…と言ってもコンサートの終演から早2週間が経ってしまっているので…
小助川の記憶の中にある限りの振り返りとなります。
ご来場くださった方は当日の公演の様子を、またご来場いただけなかった方でもどんなコンサートだったかお伝えできれば嬉しく思います。また、こういったエレクトーンとのコンサートを企画している方の参考になることができれば…そちらも嬉しく思います。
ではでは早速…
そもそも何のコンサートだったの?
まず、こちらのコンサートが何ものだったのかを説明しないといけないですね。
と言いながらもコンサートのタイトルとトップのお写真から想像が着くかと思いますが、今回はエレクトーン・クラリネット・トランペット・チューバというおそらく世界初の組み合わせでのコンサートを企画しました。
一番最初は管楽器のお三方の発案だったそうですが、この組み合わせで何をするか・何ができるかと考た時に、エレクトーンとのコラボだったら上手くいくのではないかとなり、お声をかけていただき参加することとなりました。
いやーーーーー、本当にありがたいです(感涙)。
普通、管楽器の伴奏だったらピアノが真っ先に浮かぶはずなのに、ここで「エレクトーンを!!」と思って下さっただけでも日々、エレクトーンという楽器を広めたい!と思い活動していることが少しでも意味をなしたのかなと思います。
伴奏楽器・共演楽器にエレクトーンを選んでもらう
ことをもっともっと広めていきたい・実際に音を出すことを続けていきたいなあと改めて感じるところです。
当日のプログラム
ここからは実際に演奏した作品を小助川の一言体験談を載せて綴っていきたいと思います。
1.ボレロ(M.ラヴェル) Cl&Tp&Tub&El
コンサートのオープニングは全員で!という思いで、ラヴェルの名曲《ボレロ》を4人で演奏しました。よくよく知ってはいる曲だけど演奏するのは初めてでした。改めて2つのメロディーだけであの興奮・緊張感を出せる作品はすごい!
2.献呈(R.シューマン/F.リスト) Tp&El
歌曲・ピアノ曲としては定番の名曲です。個人的には「美しい」という言葉が本当によく当てはまる作品。これまでに聴くことは大量にありましたが、こちらも演奏するのは初めてでした。
3.チャルダッシュ(V.モンティ) Tub&El
こちらはVnのソロとしては定番かつ有名な作品です。こちらはチラシにも掲載した曲目でしたが、「誰が演奏するの?」と思われた方も多いはず。まさかのTubでのソロ演奏でした。演奏後はソリストの長谷川先生に大喝采が送られていました。いやー本当にすごかった。
4.枯葉(J.コズマ) Cl&El
こちらはちょっとテイストを変えてジャズの1曲です。ジャズのスタンダードナンバーです。ジャズを勉強するなら絶対に通る道だとか。ClとElのちょっと大人な雰囲気の《枯葉》をお届けしました。
5.アニーローリー(スコットランド民謡) Tp&El
もう1曲、Tpとの共演を。アニーローリーは女性の名前で、この曲も恋愛の歌だったとか(知りませんでした)。Tpとクラシカルなサウンド感で演奏しました。
6.永劫の伝えⅢ~「こきりこ」の主題による幻想曲(小助川謙二) Cl&Tp&Tub&El
自分の自作品をぜひ!ということで、お言葉に甘えさせていただき過去の作品をリアレンジしました。Ⅲとなっているのは、ⅠはCl二重奏版・ⅡはEl独奏版があったためです。
7.「椿姫」より乾杯の歌(G.ヴェルディ) Tp&Tub&El
ここからは後半プログラムになります。金管楽器のお二人とElということで、この編成なのでオペラアリアをイメージしました。この後半からは演出(?)も入り、より楽しく演奏できた気がします。
8.愛の讃歌(M.モノー) Cl&El&Vo??
シャンソンの名曲です。CLとElとVo???というアレンジ(演出)で演奏しました。美しくも切ないこの作品と、スペシャルゲストの登場(?)に喜んでいただけたことがとても嬉しく思った作品です!
9.ラプソディーインブルー(G.ガーシュウィン) Cl&Tp&Tub&El
とーーーーーっても難しい作品でした。とはいえやはり名曲ですね。スコアからこの編成のために書き上げましたが、本当に緻密に作られていることを感じました。独奏ピアノパートは…難しかったです…。
10.「動物の謝肉祭」より(C.サンサーンス) Cl&Tp&Tub&El
とーーーーーーーーーっても難しい作品でした(その2)。よく子どもや音楽初心者の方に向けたコンサートなどでも取り上げられやすい作品ですが、演奏する方は必死です(涙)小さな編成ながらもこちらも本当によく作られている作品だなあと感じます。
アンコール.熊蜂の飛行(R.コルサコフ) Cl&Tp&Tub&El
とーーーーーーーーーーーーーーーーーっても難しい作品でした(その3)。もうここまできたら気合いです(笑)こちらも作品としては1分弱の作品なのですが、コルサコフのオーケストレーションの技巧が見事な作品だと改めて実感しました。
コンサートを終えて
今回、全曲のアレンジを担当させていただき、発見・勉強となることがたくさんありました。特に今回は本当にいろんな作曲家のスコアを開くことができ、自分自身でも聞き流していた新しい発見があったり、「こうなっていたんだ!」と気づくことがあり、いろいろなことを吸収できたコンサートだったように感じます。
また、新潟市・上越市の2回公演ではありましたが、どちらも本当にたくさんの方に来ていただくことができてそちらも嬉しく思います。
冒頭にも述べましたが、今回、共演楽器としてエレクトーンを選んでいただけたこと、本当に嬉しく思います。これを機にもっともっとエレクトーンが広がっていくように日々頑張りたいと思いっているところです。
本日この記事を書いたのが11/17ですが、まだ振り返っていない本番が2つあるので…時間ができたら振り返ってみたいと思います。
また次の記事で!
2024.11.17