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2025年のラーメン最初の一杯は屯ちんで。新年に選ぶ一杯の理由とは?

2025年が始まり、既に世間では成人式の時期となりまして、1月ももうすぐ半分が過ぎようとしています。一部では奇跡の9連休とも言われたこの年末年始も、終わってみるとあっという間でしたね。

私は毎年、その年の1番最初に食べる「初ラーメン」をちょっと気にしています。
何となく「ラーメン初め」を済ましてしまうよりも、ありがたく、美味しく、好きなラーメンを食べたいのです。

今日は、そんな今年の初ラーメンと、「幹事力」について書きたいと思います。

1.幹事にとって実は大切な「ラーメン力」

(1)会食後のラーメン店の選択肢

飲んだ後に食べたくなるものの代表格といえば、やはりラーメン。
ということは、幹事にとってラーメン屋さんの知識は切っても切れない関係にあります。

幹事だからと言って、必ずしも一緒に行かなくても良いのですが、「こんなお店があるよ」ということを知っていると、参加者の満足度が高まります。

それでは飲んだ後のラーメンはどのように選ぶべきでしょうか?

選択基準としては大体、ハードとソフト(麺の硬さじゃないですよ!)に分かれます。

【幹事にとってのラーメン店の選択基準】

・ハード:お店の立地、形状で選ぶ
  近い、広い、テーブルがある

・ソフト:サービス、提供内容で選ぶ
  ラーメンの味が良い、飲んだ後にちょうど良い味、ストーリーがある、サービスが良い、飲める

特段準備をしていないと、すぐ近くに偶然あるお店を選びがちです。つまりハード的な条件である「立地」で選んだことになりますね。

近くに見える誘惑のままに行くと、良いのか悪いのか…。(画像はスタジオジブリ公式サイトより)

美味しいのであれば良いのですが、そうでもない時、たまに、…いや、結構ありますよね。
その場合はお腹ばかり膨れて、翌日には胃がもたれ、不快な感覚ばかりが残り、少し残念な気持ちになります。

実はこれ、とっても重要なんです。

(2)会食後のラーメンの新提案

「ピーク・エンドの法則」と言って、人はあるイベントに対して、絶頂の時と、終わりの時の印象で、そのイベントが楽しかったかどうか判定します。

つまり、どれだけ一次会の会食が盛り上がっても、ラーメンが微妙だと、イマイチな印象になってしまう恐れがあるのです。

もったいないですよね。

では有名ラーメン店を選べば良いかと言われると、それも一概に良いとは言えません。
行列が出来ていて、長すぎる待ち時間や、別々に分かれての着席などのリスクがあります。

出来ればテーブル席があって、皆で食べられるお店が良いですね。また、飲み足りない人は飲めるような、町中華のようなお店なんていかがでしょうか?

皆でわいわいやれるのは町中華ならでは!(お店によって雰囲気は異なるので要注意!)


2.新年最初のラーメンは屯ちんへ

(1)屯ちんにした理由

さて、今年最初のラーメンは屯ちんに行きました。

選んだ理由、それは1番好きだから。

……すみません、今まで散々選び方について語っていたのに。

この屯ちんは池袋に本店がある東京豚骨ラーメンのお店。学生時代友人に連れてきてもらって一口目の美味しさに驚いたことを、今でも鮮明に覚えています。

背脂が乗った濃厚な豚骨スープが当時斬新だったのです。

そして私が屯ちんに出会って3年目の2002年。

アメリカに1年間留学することになりました。不安もなく希望に胸を膨らませていた中で唯一、「屯ちんなしで1年間やり切れるか」だけは心配でした。(なんとか乗り越えられましたが!)

今やそのアメリカにも出店しているのだから、すごいですね。感慨深いです。


(2)実食レポート

さて今回、鼻息荒く到着したお店は屯ちんの川崎店。

川崎店外観。

屯ちんは本店のある池袋の他、新宿や川崎などに店舗がありました。1番よく通っていたのは実は歌舞伎町にあった新宿店でしたが、閉店してしまったので、最近は川崎店が多いです。

かつて新宿店で食べたチャーシュー麺。
かつて新宿店で食べたつけ麺。


①店舗
川崎モアーズという商業施設にあるお店で、横に長く、向かって左にL字型のカウンター、右側にテーブル席があります。

カウンターには、箸や水、調味料の他、消毒用アルコールや、紙エプロン、髪留め用のゴムなども置いてあります。女性にも優しいですね!

カウンターには必要なものが一通り揃っている。
辛子高菜、豆板醤、ラー油はつけ麺に必須!


②食べたもの
今回注文したのは、九州たまり正油つけ麺。チャーシュー麺、大盛り。

これが全体像!

麺は中太ちぢれ麺とストレート麺から選べます。私はいつも昔と変わらずちぢれ麺。ストレートはまだ食べたことがありません。

このちぢれ麺は、つけ麺にしてもプリプリした食感がとても美味しいのです。

麺をリフトアップ。このちぢれ具合が良い。
一時期販売していた替玉。今はもう替玉はない。こんな麺です!(新宿店にて撮影)

スープは醤油豚骨で、後味ににんにくの香りがします。しょっぱめなのもちょうど良い。
普通のつけ麺より、九州たまり正油の方が昔の屯ちんの味に似ているような気がします。

濃厚な豚骨に甘い醤油が混ざり、背脂の旨みが重なり合うスープ。

ちなみに屯ちんは大盛りも並盛りも料金が一緒。しかもご飯が一杯無料!この時ばかりはダイエットはお休みです。

ご飯が一杯無料!
つけ麺には必ず豆板醤をつけましょう!
ラー油も途中でかけて下さい。味に深みが増します。

そして、ご飯には無料の高菜を乗せるのが正解。この高菜、かなり辛いけど、その上からスープに浮いている背脂をご飯に乗せると、背徳的な美味しさに。

辛子高菜は結構辛いので、少しずつ乗せましょう!

麺を食べ終えたら、店員さんに、割りスープを頼みましょう。
牛乳のように真っ白で濃厚な豚骨スープでつけ汁を割ります。このスープがとても濃厚なので、ここに塩だけ入れて飲みたいくらい。

頼むと入れてくれる濃厚な豚骨の割りスープ。

屯ちんは背脂の旨みや、にんにくの味、塩っぽさが織り交ぜられて、後を引く味になっているのです。

3.まとめ:ラーメンを通じた新年への思い

やっぱりラーメン、美味しいですよね。
新年に自分の好きなラーメンを元気に食べられるのは本当に幸せなことです。

年越しそばではありませんが、お正月に食べるラーメンも、なんとなく細く、長いので、縁起が良さそうです。(食べるためのただの理由付けとも言います。)
↓年越しそばももちろん縁起の良いもの!

今年は私にとっても、皆さんにとっても良いことが沢山起きて、年末も美味しいラーメンで締め括れるような一年になることを切に願っております。

ここまでお読みいただきありがとうございました!皆さんの初ラーメンについても教えて欲しいです!

↓幹事力過去の記事はこちらから

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Kenji @ソムリエ資格を持つ会社員・会食幹事デザイナー
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