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速報!ソムリエサラリーマンが「日本ビール検定」を受けた話(1級編)

皆さんこんにちは!Kenjiです。
先日、日本ビール検定(ビア検)2級受験と合格の記事を書きました。

その中で1級についても触れましたので、あまり書きたくないのですが、本日は1級受験体験記を書きたいと思います。

…はい、あまり書きたくないのですが…はぁ。(今日はダークモードですみません!)

…というわけで今回はダメでした!!(唐突!)

正式な結果は11月下旬頃に発表予定ですが、本日受験者限定で問題と解答が公開されて、覚えている範囲で答え合わせをしてみましたが、どう転んでも、80点には届かなそうです。

今年はまだ分かりませんが、2023年の1級試験合格者は全国で7名、合格率4.2%という狭き門。とても難関試験なのです!ビールに関する歴史や製造方法の他、世界のビールや時事ネタ等、幅広い内容が出題され、しかもその内容がとてもディープ。

今回受験した問題も、開示不可なので、試験内容はお伝えできませんが、やっぱり難しかったです。

「そこまで細かい内容を問うのかー!」と叫びたくなる問題も多々あり、まさにこれぞビア検なんでしょうね。

更に、自分の基礎力不足が追い打ちとなり今回の結果につながったと思っています。もう少し日頃からビール界隈のニュースに接して、しっかりと覚えておく必要があります。

かなりディープな内容も多々あるので、来年もまた受けるか?というと今はまだ決め切れていませんが、受ける・受けないは別として、どのようなことに気を付けて過ごしていくか、鉄が温かい内に記しておこうと思います。
また来年受ける人のためにも、1級受験の流れをまとめておきますので、ご参照下さい!

◆日本ビール検定1級受験の流れ

(1)受験資格・準備

1級を受験するには、2級に合格しておく必要があります。今年(2024年)は10/28(月)まで申し込みが可能ですので、来年1級にチャレンジしたい人は滑り込みで受けてみましょう!

今回の私のように、同じ期間でも、一定期間前(今年は9/29(日)でした)までに2級を合格すると、その年の1級受験資格をGETできます。

専用のサイトから2級の合格時の認定番号を入力して、テスト場所を選んで申込みます。

1級は2~3級とは違い、試験の日にち・時間が決まっているので、要注意です!(今年は10/20(日)15時からでした。)

(2)当日の流れ

今回私は飯田橋のテストセンターで受験しました。そう、1級も2~3級と同様に、全国のテストセンターで開催されます。違うのは、上で記載した通り、日付が全国統一であること。全国のビールラバーたちがどこかで一緒に試験を受けていると思うと楽しいですね!

15時に合わせて飯田橋駅へ。飯田橋駅もコロナ以降久しぶりにきたような気がしますが、大分綺麗になりましたね。

秋の飯田橋駅。

アルパカまでいるようになりました。(冗談です!たまたまイベントのようでした!)

駅前の商業施設にアルパカが!

テストセンターは駅前のビルの2階にあります。30~5分前に会場に入るような案内となっていましたので、それまでは向かいのコンビニのイートインで脳への栄養補給も兼ねて、甘いコーヒーを飲みながら、最後の悪あがきをしてみました。

悪あがき!

今回は入りませんでしたが、テストセンターのあるビルの1階にはドトールがあり、「受験生」と思われる人でとても混雑していましたよ。受験する試験は違うのでしょうが、皆さんの熱い気持ちに、勝手に励まされました!

入ろうかと思ったけど、席が埋まっていた!

14時45分くらいに会場に入り、受付で免許証を出して、ロッカーキーをもらいます。全ての持ち物をロッカーに預け、トイレを済ますと、準備が出来た人から順に案内してもらえます。ここは流れを教えてくれるので、心配しなくてOKです。

試験ブースではパソコン一式と、騒音対策用の耳当てと、緊急時用のスタッフ呼び出しボタンがあるだけで、インストラクションをポチポチ進めていると、試験がスタートします。後ろの席の人がため息みたいのを沢山つくので、耳当てがあって助かりました。

試験は最初の40問が選択式、続いて記述式が20問、最後の1問が論述式の合計61問。これを60分で解きます。自筆ではなく、全てパソコンでの入力となるので、漢字はそれほど細かく覚えておかなくてもPCが変換してくれますが、全く思いつかないと何も書けないので、本当に難しいです。

終了時も案内に従って退室すればOKです。
1級は2~3級と違い、その場では結果が出ませんので、最後に受付で今後の案内が書かれた用紙をもらって終了、お疲れさまでした!

◆日本ビール検定1級受験のためにすべきこと

(1)勉強(座学)

まずは基礎知識として、ビールの歴史や製法等、学び直さないといけないなと思いました。公式テキストの本文には書かれていなくても、横の方に参考情報として英語での言い方等が書かれているので、そういう所も自然と覚えるようにしておく必要があります。
また1級は全てが選択式ではなく、記述式の試験があるのがとても難しいです。うろ覚えではだめで、しっかりと書けるようにならないといけません。

公式テキストは読み物としても面白いので、時折読み返しつつ、関連書籍も改めて読んでみようかなと思います。

また、都度ビール関連ニュースを仕入れて、気になるものを抑えておこうと思いました。試験前に1年分(以上)の時事ネタを学ぼうと思うと、どのブルワリーがどのニュースと関連していたか、ゴチャゴチャになってしまうので、やはりその都度学んでいくのが大切です。しかも、1級では、時事ネタに絡めて更に深いことまで聞いてきますから…!

(2)現場を見る・識る

これは限度がありますが、ビールの歴史上重要な場所がありますので、なるべく実際に見て学ぶことが重要だと思います。例えば恵比寿ガーデンプレイスは戦前にはヱビスビールを製造していた日本麦酒の工場跡地ですし、浅草のアサヒビール本社のある一帯は、明治期に札幌麦酒が初めて東京進出をする際に工場を建てた場所だったりします。
そうした場所を実際に見て、より知識を深めて、ストーリーとして学べるようになると良いなと思いました。

恵比寿ガーデンプレイスは元々日本麦酒の恵比寿工場跡地。
アサヒビール本社は元々札幌麦酒の東京進出第一弾の工場跡地。

ワインのソムリエ試験についての記事でも書きましたが、文字情報だけでは記憶が定着しないので、一緒に絵で見て覚えて、「使える知識」にしていきたいと思います。

(3)ビールを楽しみながら飲む

このマークが書かれているビールは?このビールのラベルに書かれているものは?という問題が結構出ます。数あるビールを全て細かく覚えるのは難しいです。やはり(2)と同じように、実際に楽しく飲んで、触れて、覚えていくのが大切です。
あぁ、これがトラピスト認定されているビールか、この香りがあのホップ品種の香りか、等と考えながら、仲間とワイワイ楽しむのが良いですね。

そのためにも、ビールイベントにもしっかりと足を運んでおきたいところです。

私は特に資格に拘るわけでもないので、来年の受験は未定ですが、ビールへの学びは深めていきたいと思いますし、この知識を活かしていきたいと思っています。


同じくビールを飲むこと、若しくは学ぶこと、触れることが好きな皆さん、一緒に情報交換をしながらビール文化を楽しく満喫していきましょう!

でもやっぱり合格したかったなぁ~!笑

今回も最後までお読み頂きありがとうございました!

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Kenji @ソムリエ資格を持つ会社員・会食幹事デザイナー
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