OWNDAYS田中修治さんの「大きな嘘の木の下で」を読んでみた

田中社長の考え方や言葉は個人的に共感できて結構好きだからこの内容は偏る可能性があるかもしれないが了承頂きたい。

タイトルにあるように世の中は嘘で固められている。その嘘を「幸福」「お金」「仕事」「成功」「人生」「経営」という6つの切り口から田中社長の考えをまとめた本になっている。

自分の幸せは自分の感覚であって他人に左右されない。逆に他人がどうしようが幸せを与えることはない。私も共感しかない。
世の中で何かが動くということは間違いなく誰かの利益になっている事実。そしてその為に世の中の仕組みを作っている人達がいるということに気づいているだろうか。

またお金の意味を考えたことがあるだろうか。田中社長の言い回しで書かれている。
お金を稼ぐときによく聞く話に
お金と時間を交換しているのか?
お金と成果を交換しているのか?
お金と知識を交換しているのか?
という分け方ができる。本書でも自分の有限である時間を切売りしている時間はあるのかと自問自答した時期があったと書かれている。私も最近、自分の仕事がどれに当てはまるのかを考えているようにしているし、どこを目指したいのかも考えている。
自分がやりたいことに一歩でも向かっているのか?
仕事という名の労働をしているのではないだろうか?
仕事という名の作業をしているのではないか?
一度考えてみたほうがいい。

本書に出てくる言葉で「お金は交換ツール」という言葉があり、詳しく説明されている。先程書いた時間、成果、知識をお金と交換すると言い換えてもとても分かりやすいと思う。商品の質や価格で勝負していればいつしか売れなくなることは目に見えている。であれば商品の質を高めるのではなくその商品に楽しみながら自分というストーリーを持たせてあげよう。
人はどこからものを買うのか。人はお店からものを買うのではなく、人は人の信用からものを買うのだと思う。
そして私は本業の打ち合わせをするときに気にしている言葉がある。お客さんは何を求めているのか。どういう生活にしたいのか。を聞くようにしている。なにが欲しいですかとは絶対に聞かない。そもそもお客さんの持っている情報なんてプロからしたらたいした情報量ではない。だからこそお客さんが何を求めているのかを聞いて、それを提案してあげることこそが、これからの私たちが唯一大手会社と戦える唯一の信用という武器なのだ。
これができない人を本書では「労働者」と書いている。

そして仕事は労働ではないし、労働にしているのは自分だと本書には書かれている。そう!自分の捉え方次第でしかない。
あなたの人生の1時間はどれだけの価値があるのか。
そして労働や作業をしているのであれば一つでもプラスにするという意識があればプラスになると思う。

田中社長の言葉の中ですごく世の中の本質を捉えていると思う言葉がある。成功論のウソの1番はじめに書かれていた「成功はアート。失敗はサイエンス」という。本書にも書かれているが成功法を学んだところで意味はない。私もこれに対しては同感でしかない。
ある成功者の成功法を同じように行ったところで「タイミング」「時代の流れ」「人脈」「発言する言葉の重み」「資金」全てが違うから成功するはずはない。そして真似してやることで二番煎じや三番煎じ、もしくはそれ以上になる。そんなもの成功するはずがない。
失敗をしない確率を増やすということを本書に書いてあり、その一つがSNSの活用だ。私もそうだったが、そもそも世間の人たちが私個人に興味があるわけがない。今私が書いているnoteですら数人も見ていない。であれば書きたいことや発信したいことを好きに発信すればいいだけの話。逆に炎上させられるのならさせてみてもらいたい。つまり「自意識過剰」だということ。

そして「誰かがやったことあるなら、あなたにできる」という章は共感で聞かないので5回は繰り返し読んでいただきたい。
自分が本気でできるとかなりたいと疑わなければできるし、なれるということだ。私もなりたいとかやりたいではなく、とりあえずなるもの、やるものだと思っている。これは多分父親の影響なのだろう。父は言葉にしたことは絶対にやるような頑固親父を見て育ったからだ。
しかし私はめちゃくちゃビビりだし、心配性だ。言ったことや行動しようとすることに対して不安しかない。逆に不安だからこそ行動する。不安だから何もしない。だと余計不安は増える。だからこそ行動する。

【行動する】この言葉をする前にどう行動するのか。何に対して行動するのか。この選択について、次の章「人生論のウソ」で書かれているが選択になんの意味もない。私もこの考えはとても好きだ。どちらを選択しても答えなんてないし、結果は同じだ。というよりは結果がわからないから全力で行動するし、成功しようと努力をする。成功するかしないかは選択したあとの行動でしか決まらない。他の選択をしたらもっとうまく行ったかどうかなんて分からないから人生なんだと思う。

そしてこれからの時代、社員から選ばれる会社にならなければいけないし、それをするには社長自身に魅力を持たせなければいけない。社長が雰囲気を作るからだ。社員にすら選ばれない会社がお客さんに選ばれるわけがないことは分かるだろうか??

最終章では「企業理念が大切」とかかれている。細かい説明は本書を読んで頂きたい。私も経営者として企業理念を持っている。私の場合は【関わってくれる人への恩返し】だ。無名で何もない私の仕事をしてくれた人たちや仕事を頂けた人たちがいなければ今の私はいないからね。

本書で書かれていた内容を元に私の考えなどをまとめてみました。今までのnoteでは気軽に読めるように1500文字程度でまとめてましたが、今回は倍近くになってしまいました。
それだけ確信を捉えていたし、世の中の本質を見られているのだと思う。本当にこの本をオススメする。ぜひ購入して読んで頂きたい。

・・・ではまた!まつでした。

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