会社は何をする場所?

社会人、特に新社会人が勘違いしていることがある。
「会社は何をする場所?」という問いに答えられる新社会人は少ない。答えは簡単。『自分のスキルを対価に変える場所』

会社でスキルを覚えようとして入社するな。その考えがあるうちは成長スピードは遅いし結果も出ない。今までの人生で何かを覚えようとしたときにお金をもらって覚えさせてもらったことはあるだろうか。学校や塾、クラブやスクール。学べる場所は例外なくお金を払っている。
しかし社会人になると話が変わってしまう人が多い。もちろんスキルを覚えるなという話ではない。自分のスキルを対価にしながらついでにスキルを覚えていけばいいだけだ。

「じゃあ別の業界に行くなと言われている気がする」という声が聞こえてきそうなので補足させて頂くと今まで培った人脈やトーク力、プレゼン力、エクセルが使える。今までに経験したことであればなんでもスキルになる。
ひたすら飛び込み営業ができるでも構わないし、暗記力には絶対の自信があるでもいい。
もっと自分のスキルを因数分解して別の分野に飛び込んでも〇〇なら生かせそうだというところを売り込んでみればいい。

【今の仕事が嫌になって別の仕事がしたいのであれば、今持っている自分のスキルを活かせるところに行け!】
【副業も同じ。自分が持っているスキルで稼げることを考えろ!】

なぜこのことを書こうと思ったのか・・・
今の時代、会社が個人を助けるような時代ではない。いつでも減給されたり、リストラになる可能性があるし、倒産する可能性だってある。終身雇用?そんな優良企業が日本に存在するのだろうか。
であれば自分のスキルで生きていくしかほかに道はない。

そして一つの業界でまずスペシャリストになろう。理想をいえばダントツトップの結果を出すことだ。
私は社会に出てからずっと建築業界にいて、3年半前に独立し、1年半前に法人成り、去年、250坪の事務所用地を購入し、今年50坪の事務所を建設している。
建設業界全体で見ればもっと大きい土地を購入し大きい事務所を建てている会社があるかもしれない。しかしリフォーム業界に限定すれば【茨城県トップレベル】だと思う。このリフォーム会社という言葉にも抵抗があった。リフォーム業者と建設業ではとても差があり、リフォーム業者と呼ばれることがうれしくなかった。
しかし逆に考えてリフォーム業者と名乗ればトップクラスになれるのではないかと思った。
発想の転換とか目線を買えただけの話。私自身の能力は変わっていない。

話を本題に戻す。
建設業のスペシャリストになり、もっと建築のレベルを上げようとすると建築の知識のほかの知識が必要になる。例えばテナントをつくろうと思えば、そのテナントの各々の面積や動線などを知る必要があるし、バリアフリーリフォームをやろうと思えば病気に対しての症状を知る必要がある。新築を建てようとすれば不動産や資産(銀行)の動きも覚えなければならない。

本業が建築なので建築の例えだが、アパレル関係でさえ〇〇業種の洋服をつくるなら他業種の仕事内容を理解しないといけない。
全ての業種がつながっているという認識があるかどうか。
全ての経験がスキルに変わる。

以前発信させてもらった内容と重複してしまうので触りだけ伝えさせてもらうと2つまでは近いところのスキルを覚えたほうがいい。それは「必要なのは・・・3つの柱(個人編)」で書かせてもらっているのでそちらを確認してほしい。人は2つのスキルがあるとオリンピック選手くらいの希少性があるらしい。
ここで私が伝えたいことは2つのスキルを得たらなるべく自分の分野とは違うなるべく離れた一歩を踏み出したほうがいい。その一歩が離れれば離れるほど三角形の面積が大きくなる。この大きさ(面積)が人としての価値となる。

最後にもう一をお伝えする。
・・・会社は何をする場所か?

会社は【スキルを対価に変える場所】


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