因数分解や細分化しているか

因数分解や細分化や要素分解と聞いて何を思うだろうか。数学とかの話をしたいわけではない。社会で生きていくうえで最低限、身につけておいていた方がこれからの時代に必要になるスキルの話。

因数分解や細分化や要素分解とは何のことを言っているのだろうと感じた人もいると思う。この考え方は物事の捉え方や考え方を細かく分けることで捉え方や考え方をシンプルにする。これをすることで人に何かを伝えることも容易になるというスキルだと私は考えている。
そして世の中をフラットにみることができるスキルの一つかもしれない。

ここで因数分解や細分化や要素分解についてわかりやすい例でお伝えしたい。
例えば、ここにオレンジジュースがあると伝えてみる。
この考え方ができていない人からしたら、オレンジジュースがあるんでしょ?となる。
しかしこのオレンジジュースを本当にイメージできているのか。

オレンジジュースの量は?
オレンジジュースの果汁は?
オレンジジュースの色は?
容器はペットボトルなのか?コップなのか?
仮にコップだった時にコップの形は?大きさは?持ち手はついているのか?
メーカーは?
飲みかけなのか?
誰がもってきたのか?
いつつくられたものなのか?

様々なことがわからないとイメージできない。オレンジジュースですら、これだけのことが聞ける。では仕事や私生活でもここまでの考えをしているのか?多分していないだろう。
なぜと考えたときに、目で見てしまうことが大きな原因なのではないだろうか。目で物を見た瞬間や相手にこれと伝えられた時にそういう認識になってしまい思考回路がストップしてしまう。
逆にそれだけ目で見るという行為から得られる情報は多い。多いからこそ無意識で目に頼ってしまっている。

すべてのことには意味があり、すべての意味が違う。表面だけで理解したつもりになっている人が多すぎる。「因数分解」や「細分化」や「要素分解」をすることによって優先順位がつけられ物事や行動の本質に気づける。
この本質が分かると無駄な行動がなくなり最短距離で行動できるようになる。=仕事や行動が早くなる。
逆に因数分解や細分化や要素分解ができていない人は目の前のことをこなすだけになるのでスピードが遅い。
ゴールを決めて走ることとゴールを見ずに走ることはどちらのほうが最短距離で走り切れるだろうか。答えを言わなくても分かると思う。

例えば、スポーツをやるために筋トレをするとしよう。このスポーツをやるからこの筋肉を鍛えようとなる。いたって単純なことだが仕事になるとできない人が多い。
そして因数分解や細分化をしたつもりになっている人もいることも事実だ。

業界で成功している人は因数分解や細分化や要素分解をできる人がほとんどだ。というかこのことができない限り成功は遠のくと思う。
また伝える立場になった時もこの力はとても重要になってくる。伝える時には細かく因数分解し優先順位をつけ、説明できるかどうかで相手に伝わる割合が変わる。
私は人に伝えることがとても苦手だった。聞いた情報が少ない物でも何となく理解してしまう為、説明するときは自分が理解できるレベルで伝えてしまっていたからだ。人に物事を伝えて作業してもらう仕事をしていたので鍛えられたのかもしれないがとても苦労した。

因数分解や細分化や要素分解ができていない人は説明がめちゃくちゃ下手な傾向が多い。考えれば簡単だが説明できるということは自分で理解しているということで、理解とは細かく把握していることだと思う。
説明しなければいけない内容について自分が説明できるものとは自分が理解している内容だけ。そう考えると説明ができない人はそのことに対してほとんど理解していないか、究極の口下手化のどちらかだと思う。

冒頭でお伝えしたが物事の本質や考え方をシンプルにし、決断や判断を早められるスキルでありながら、伝える時も理解するときも「因数分解」や「細分化」や「要素分解」はとても重要な考え方になる。

様々な視点で物を見ていこうと常々考える まつでした。またね。


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