有吉佐和子の非色を読んだ
非色、色に非ず。つまりは色にとらわれないということ。
私は肌の色や置かれている立場で態度を変えないでいられるのだろうか。
文章の中に、「私をプエルトリコ人と一緒にするな」というセリフがある。
この言葉から、笑子は心のどこかで、態度には出さなくても自分よりも下の人種がいる。それよりはマシ。と思っていることがわかる。
私も、同じことを思ったことがある。
仕事が辛くてしんどい時、ふと駅の清掃をしている人を見て、でも清掃よりかはマシとか、と思ってしまったことがある。清掃だって立派な