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オリジナルズ(ORIGINALS)②

前回に引き続きオリジナルズのまとめ投稿です。


「地位と権限の法則」

地位のないものが権力を行使しようとすると非難される

地位というものは自分一人で主張することはできず

努力して勝ち取るか、与えられるかしかないと本書では述べています。

至極当然のことかもしれませんが、

地位も経験もない新入社員がいきなり「ない権力」を行使して

業務をことごとく変えていくと、もちろん非難の対象となります。

地位というものは自分だけで主張するものではなく

努力し、他人から認められることが必要です。


「特異性信用」 

ある集団が求める言動からどの程度逸脱してもよいかを表す許容範囲

例えば

立場の低い人物が現状に異を唱えようとすると

その人物を黙らせようとするが、立場の高いものに対しては

多少の逸脱には目をつむり、時には称賛する

先ほどの地位の話と同様に、立場が低い人物の意見には

周りは賛同せず、地位や経験が豊富な人物の意見には

多少の齟齬があっても許容してします。

まさに会社でも同じことが言えて、

経営層が意見したことを正として、その下で仕える人はイエスマンになりがちである。

そうしたときに反対意見や誤った舵取りを行わせないようにすることが

会社にとって有益であり、例え立場が低い人物の意見であっても

意見を吸い上げ、検討するテーブルに挙げるべきです。


そうした中で本書では

満足のいかない状況に対処する4つの方法を挙げています。

①発信:今いる状況を積極的に改善しようとすること

②離脱:状況から完全に身を引くこと

③粘り:歯を食いしばって我慢すること

④無視:現状に留まるが、努力はしないこと

会社のケースで考えると

社内で納得のいかないことが起こった場合

①→上司や周りの人を巻き込み、とにかく行動を行う人

②→改善することは諦め転職する人

③→こうなることは仕方ないと我慢する人

④→状況を変えたいという意思はあるが、自分から働きかけることはない人

自分のケースで話をすると、

前職では社員100名程度の中小企業で

貸与されていたPCは古く、伝票起票も手書きで起こした伝票を

さらに基幹システムに打ち込むというなんとも昭和なやり方をしている会社でした。

さらに、給与は基本給で大卒20万円で、みなし残業が3万円付与されていたため実質基本給は17万円、そこから保険料等を差し引くと手取りは13~14万円程度でした。

残業代はみなしの3万円を超えない限り支給されず

残業も事前申請が必要であり

例えタイムカードで残業がついていようとも

申請がされていなければ支給されることはありませんでした。

(よくこの会社選んだな・・・)

この会社に勤めて3年が経とうとしたときに

それまでは先ほどの4つの方法のうち④を選んでいました。

会社で働くということはこういうことで

給与も仕方ないものと割り切っていました。

しかし新たな業務として社員の給与管理を行う業務に携わったときに

自分の直属の上司や他部署の先輩などの年収を数値としてみたときに

「本当にこのままでいいのか」

こう思うようになり、また当時付き合っていた彼女(現在の妻)とも

結婚を視野に入れていたこともあり

転職活動を行いました。②を選んだのです。

社内の実態を目の当たりにしたことで

もう④無視を続けることはできず

③粘りで我慢しても自分の首を絞めるだけで

①発信でも状況を変えることは不可能と判断しました。

本書でも4つの方法のうち

どれを選択するかは「コントロール」「コミットメント」の2つにかかっていると解説しています。

コントロール:状況の決定権が自分にあるという気持ち

コミットメント:状況に関与したいという前向きな気持ち

つまり

自分が変化をもたらすことができると信じているかどうか

変化を起こそうという高い関心を持っているかどうか


転職活動を行う前は、

割り切って仕事をしており

自分がどうこうできると信じておらず

どうせ仕事はこんなものと関心も低かったです。

転職活動をしていく中で

自分自身を変えていこうという強い志を持つことで

②離脱を選ぶことができたと思います。


離脱というと、逃げと捉えられることが多いかもしれませんが

その人がおかれているシチュエーションによって正解なんてものは変わってきます。

少し前に流行ったドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」がありましたね。

これはハンガリーのことわざで

「自分の戦う場所を選べ」という意味だそうです。

まさに自分の転職活動をする動機としてピッタリなのではないでしょうか

『いま自分がいる場所、置かれている状況にしがみつく必要は無い、自分の得意なことが活かせる場所へ行こう、逃げることも選択肢に入れよう』

こんな意味が込められた言葉ですが

今働いている会社で無理難題を強いられている人達にこそ

当てはまる言葉だと思う。

誰しもが得意なことがあり

その得意なことを生かせる職種・業界・会社に転職することがその人にとって最良の選択肢なのかもしれない


今の会社に転職したのも就業条件など自分の理想とする条件にマッチしたのがきっかけで

このコロナ禍もあり、部署の体制や会社の体制も大きく変わってきたこともあり

また転職活動を始めようとしています。

今回も②離脱を選ぶのかと言われるかもしれないが

この令和の時代で1つの会社で一生を終えようと考えている人はいないと思う

もちろん今働いている会社が好きで一生働きますと今はいえるかもしれないが

10年、20年後に会社が存続しているかどうかはだれにも予測できないわけで

転職や、会社に依存しない働き方を模索することこそ

この時代には必要じゃないかと思ってます。


最後転職活動の話になりましたが、

今日はここまで。


最後まで読んでいただきありがとうございます。






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