〜雨続きの住宅塗装〜
台風2号の影響により、全国各地で線状降水帯も発生し大雨の警戒が強まっています。
該当地域にお住まいのかたは、くれぐれも無理をせず気をつけてお過ごしください。
毎年この時期にくると、住宅塗装工事は大きく影響を受けてしまう。
そのためか受注を焦る営業が、お客様にたいして過度な対応を迫ってしまうという事例が多々発生している。
今回は、塗装工事を検討されているかたへの情報や注意点を、現場視点で書いていきます。
〜台風など自然災害の影響による保険活用〜
近年、自然災害の増加による損害保険の支出増は、大手損害保険会社を悩ませる要因にもなっていたようです。
住宅業界においては、損害保険の活用を営業ツールとして過度に使われていたためか、一般社団法人日本損害保険協会より「適切な活用をしてもらいトラブルに巻き込まれないよう」消費者へ向けた注意喚起がされています。
工事業者と契約をする前に、損害保険会社や損害保険代理店へ連絡をし条件等を確認してほしいとの内容です。
ニュースでも連日のように話題になっている、高齢者に対しての詐欺事件。
残念ながら、毎年のように台風被害があった後を狙って悪質な手法で事件が起きています。
表面化されていないケースも少なくないのではないでしょうか。
このような事件に巻き込まれないためにも、1人で決めずに周りの方や家族内で相談しながら進めていってください。
〜雨続きで、塗装工事は大丈夫⁈〜
梅雨入り前に、塗装工事を終えたいというお客様の依頼は実際のところ多いと思います。
そのため、毎年3月〜5月あたりまでは繁忙期といっても大袈裟な話しではなく、工事業者も工程を組むのに忙しくされているでしょう。
梅雨が明けると、いうまでもなく台風シーズンがやってくる、、、
台風は例年8〜9月にかけてが、日本列島に接近する数がもっとも多くなるようです。
この雨風に見舞われることが増える時期は、塗装工事はおこなえないのか⁈
今回の台風のように、季節外れの発生及び進路や例年の梅雨入り日より前倒しなどと、過去データは参考にならなくなっていますよね。
尚、初めて塗装工事をされる方のなかには、予想以上の見積もり金額にビックリされる方も少なくありません。
自宅の劣化状況や金銭面などの条件もふまえ、しっかり相談した上で判断してください。
「塗装ができる条件」
・湿度 85%未満
・気温 5度以上
この時期の関東近郊では、気温はクリアしているが、湿度はクリア出来ないといったケースは出てきます。
「デメリット」
・雨続きだと、湿度も上がり塗装工事が出来ない日が出てくる
→予定されていた工期は伸びる可能性が高い
・足場設置する際、養生シートも張られるため通気性の問題がある
→塗装工事の際には、通気性の良いメッシュシートを使うのは一般的ですが、生活しているなかで湿度が高いときは気になるかもしれない
*補足*
[気遣いの出来る会社]かどうかは重要なポイントですが、今回のように強風が予想出来ている場合には養生シートを事前に畳むこと。
通気性の良いメッシュシートとはいえ、強風に煽られて事故に繋がる可能性があるため。
この現場への指示系統がしっかりとなされているかだけでも、会社の顧客対応力に差が出るかもしれません。
「メリット」
・割引やサービスといったキャンペーンなどを行なっている業者が増える
→インフレ・賃上げと言われている時代において、逆行しているかもしれないが、職人さんは工事1件単位で仕事を受けているので、とにかく受注を取ることが重要。
〜まとめ〜
様々な業界にも通ずる話しかと思うが、例えば引越しを考えているかたは、繁忙期の2〜3月は料金が高いので時期をずらして支出を下げようと考えたり、冬物の洋服は春先に向けてバーゲンセールを行うのでお買い得だよねといったように、自身の生活に直結する支出減をメリットと考えるかたには、この時期に検討することは悪いことばかりではないかもしれません。
塗装工事をしっかりと行なっている会社は塗料ごとに決められている「塗布量」や「乾燥時間」を守るはずです。
そのため、こんなケースには注意が必要。
「午前中は雨が降っていたけど午後は晴れた。なぜ、これから工事に入らないんだ〜」などと不満を出さないこと。
天候が不安定な時期ほど、よく聞く話しです。
施主からすると手を抜いているように見えるかもしれませんが、職人さんも早く工事を終わらせたい気持ちは同じだからです。
塗料会社から指示されている施工ルールを守りながら仕事をすると、実はそれなりに時間がかかるものなのです。
梅雨時期や台風シーズンなどに、塗装工事を検討中のかたは、気持ちにゆとりをもって工事業者に協力的な姿勢で対応をされることで、思わぬメリットを掴めるかもしれません。
引き続き、住宅業界の現場視点で書いていきます。
☆☆ 訪問販売による塗装工事には注意 ☆☆
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