〈WEBライター向け〉今更だけどメタデータからの個人情報流出って怖いね
詳しい人には今更の話題ですが、僕も最近うっかりしていて、「そういえば!」と思ったので…
パソコンやスマホで作成したデータにはメタデータというものが記録されています。
この情報にはデータを制作者の名前や使用したアプリ、写真であれば撮影した場所など、様々な情報が含まれているんですよね。
WEBライターは、クライアントとデータのやり取りをしますし、さらにそのデータがインターネットで公開されるわけですから、注意しておかないと自分の個人情報が流出してしまう可能性があるわけです。
メタデータってなに?
メタデータというのは、そのデータに関する様々な情報を記録したデータです。
WordやExcelでは「ドキュメントのプロパティ」、画像データの場合はExif情報など、別の名前で呼ばれることも多いのですが、それらの総称ですね。
メタデータはファイル形式によって様々なものがありますが、以下のような情報が含まれる可能性があります。
データの制作日時
データの制作者
写真を撮影した場所
使用したパソコンやスマホの名前
使用したデジカメの機種
使用したアプリ
他にもいろいろなデータが記録されますが、個人情報に関わりそうなのはこんなもんでしょうか?
知らないうちに個人を特定できそうなデータが記録されてるんですよね。
メタデータを見てみよう
Windowsであれば、ファイルを右クリックして、「プロパティ→詳細」と選択していけばメタデータを見ることができます。
Macは詳しくないのでよくわかりません(汗)
手元にあったスマホで撮影した画像のメタデータを見てみます。
撮影した場所とスマホの機種が確認できます。
自宅で撮影していれば住所がそのまま記録されてしまうわけです。
こんな感じでメタデータには個人情報がガッツリ記録されてしまうんですね。
WEBライターはメタデータに注意が必要!
メタデータからの個人情報流出は、パソコンやスマホを使っていれば誰にでも起こり得ます。
とはいえ、プライベートで使っているだけなら危険性はそれほど高くありません。
個人向けのネットサービスではメタデータ対策がなされている場合が多いからです。
例えば、XやFacebookに写真をアップロードすると、自動的にメタデータが削除されます。
しかし、WEBライターはそうはいきません。
例えばクライアントに送る納品物。
Wordや画像データをメール、Chatツールなどで直接送るパターンも多いでしょう。
当然、自分で消しておかなければメタデータはそのままです。
クラウドソーシングサービスを利用して仕事をしているライターのなかには、クライアントに本名を伝えていない場合もあるでしょう。
住所に関しては伝えていない方が多いと思います。
しかし、メタデータから本名や住所がバレている可能性は十分にあります。
また、ライターが用意したデータをネットで公開するときに、クライアントがメタデータを削除してくれるとは限りません。
納品したものによっては、そのままネットに公開され、自分の名前や住所が記録されたデータが誰でもダウンロード可能な状態になってしまうのです。
納品物のメタデータは削除しておこう
というわけで、納品物のメタデータは削除しておいた方が安全そうですね。
Windowsなら右クリックして簡単にメタデータの個人情報を削除できます。
不安なら、メタデータを削除する専用のソフトなどもあるので、調べてみてください。