書評と書籍の売り上げについて
本日、『ロボジョ! 杉本麻衣のパテント・ウォーズ』(楽工社)が、科学技術の専門紙である『科学新聞』(2020年12月18日発行)で紹介されました。
「研究現場やビジネス社会で活動する人が、知的財産権の取り扱いを人任せにせず、自分のものとしてしっかり身につけるために役立つ本である」という好意的な評価をいただきました。著者としては嬉しい限りです。
ところで、新聞や雑誌などの書評は、書籍の売り上げにどの程度貢献しているのでしょうか? はっきりとしたエビデンスがあるわけではないのですが、一般的に、「日本経済新聞」と「朝日新聞」の書評欄で掲載されると売り上げが伸びると言われています。実際に、『楽しく学べる「知財」入門』(講談社現代新書)と『女子大生マイの特許ファイル』(楽工社)については、日本経済新聞での書評掲載後、明らかに売り上げが大きく伸びました。
拙著については、他の新聞や様々な雑誌でも紹介されることが多いのですが、売り上げが大きく伸びたという印象は正直ありません。一方で、土井英司さんが運営するメルマガ「ビジネスブックマラソン(BBM)」や、成毛眞さんが代表を務める書評サイト「HONZ」に紹介されたときは、Amazonのランキングが急上昇し、書店からの注文も増えました。(書店員の方が品揃えをする際の参考にしているからでしょう。)
これまで一番売り上げが急上昇したのは、著名ブロガーのちきりんさんに拙著を取り上げていただいたときです。「Chikirinの日記」における「ネット時代の必須常識「知財」の入門書」(2017年5月30日)という投稿で『楽しく学べる「知財」入門』が紹介された際には、Amazonのkindleランキング(全書籍)で20位くらいまで順位が上がって驚愕したことを今でも覚えています。既存メディアよりもネットのインフルエンサーの影響力の大きさを身をもって感じた瞬間でした。
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