『転がるビー玉』に寄せて
NYLON JAPANさんと映画でご一緒出来ると決まったときに、「夢を追う」「2019年の渋谷に生きる」「女の子たち」の話にしようとすぐに決めた。
(僕が語るのは僭越ながら)NYLONは、いつだってなりたい自分になるための背伸びをずっと優しく肯定してきた雑誌だと思うし、そこにはいつだって時代性とストリートから生まれた説得力があった。
皆が期待するのは、所謂お洒落なファッションムービーだろうが、僕はそこにたどり着けない、けれど懸命に夢に手を伸ばす女の子たちを描きたかったのである