目標を解釈する
2月も最終日です。
3月決算の会社にいる人は
そろそろ来期の予算が示達されるころ
ではないかと思います。
目標数値の作り方は会社によって
異なりますが
たいていの場合は
事業部の思惑にかかわらず
経営から
前年比〇%増と降りてきて
この状況で
そんな数字無理だよと思いながら
でも予算は予算だし
どうせ誰がやっても達成できないし
やれることだけやっとけばよいか
といった心理状態になります。
(私がそうでした)
毎月の予算会議では
予算未達の言い訳と
実現可能性の低い
リカバリ案を報告する。
だんだん目標が他人事のように
思えてきます。
そうなると
仕事がつまらないうえに
苦しくなってくるんですね。
自分の意思ではないから。
そんなときは
目標を達成する方法を考えるのではなく
目標を解釈することです
その目標達成に向かうプロセスで
どんなことが得られるのかを
考えるということです。
仮に目標数値が未達という結果に
終わったとしても
数字を追いかけるプロセスでなにを
したのかによって
必ずなにかノウハウが残ります。
やって成功すればもちろんのこと
やって失敗しても
次に同じことを繰り返さなければ良いので
それはそれでノウハウになります。
何よりも
「その目標に向かっているときに
どんな感情が得られるのか」
という問いに対して
リーダーが答えを持っていると
組織感情が変わってきます。
この目標を達成することが目的ではなく
達成に向かうプロセスで
俺たちはなにを得られるんだろう?
これが組織的な感情として
理解されると
結果も変わってきます。
目標は数値だけでなく
解釈のしかたによって
自分自身の感情もさることながら
組織感情が変わります。
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