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興味を持ったときが指導するべきタイミング
塚田健一郎ともうします。
中国雲南省、昆明在住。
先策学校でテニスコーチをしています。
昆明は16℃まで気温が下がりました。
長年タイに住んでいた私には脅威的な寒さ。
午前中は半袖、短パンで気持ちよくテニスさせていただきました!
私がサーブを指導している選手は
テニスより植物や虫と遊んでいる方が好きな選手です。
最初は
『始めるよ!』
『並びなさい!』
と指導してましたが
最近は
やらせています。いい意味で。
遊そびに熱中していて植物で飛行機や船を作ったりしていました。
本人には本人の世界があるのです。
今はテニスの時間で教わっているのだから
テニスを一生懸命するべきだ!
なんて変な常識を外すことも必要です。
やりたい選手がとことんやればいいのです。
最近、妙にサーブに興味を持ちはじめました。
最初はグリップとインパクトを指導しましたがその後はノータッチ。
選手は
『コーチ見て!』
『見てるよ。』
ひたすら打っていました。
植物や昆虫で遊んでいる時と同じような眼をしていました。
コーチは時々、言わなくてもいいことを言い過ぎてしまうこともあります。
もちろん的確なアドバイスは必要ですが、
私自身、
選手をしていた時は心の中で
『お願いだから黙って。』
と思っていたこともありました。
改めてコーチは、
選手の動きだけでなく
心の動きにもアプローチしていかなくてはならないと感じました。
選手からの意見を聞けるように
もっと中国語を勉強するぞ!
強く感じた日でした。
明日も素晴らしい日をお過ごしください。