私のコーチングスタイル。事実を伝えること。
塚田健一郎ともうします。中国雲南省、昆明在住。先策学校でテニスコーチをしています。
私は先策学校のテニスチームを指導しています。
現在は7歳~9歳のジュニア10名を指導しています。
子供達は少数民族山岳地域の子供達で
テニスをしたことがありません。
『テニスを通じて世界に通用する人間育成』
これが最大のテーマでありますが
もちろんテニスで一流にさせるつもりで指導しています。
そんなの無理とか思ってもいません。
少数民族からトップアスリートは生まれないというレッテルを覆そうとしています。
私は子供達に指導を始めてから2ヶ月がたちました。
チームの新設は昨年の7月なので約1年です。
6名の選手からスタートしました。
(私はいませんでしたが)
今月から新しく4名の子供が入学してきて10名のチームです。
現在では先策学校のサポートだけでなく、
雲南省政府の特別教育プログラムとしても受け入れられています。
今はジュニア達のテニススキルや性格、
生活のリズム成長の過程を深く観察しています。
観察するだけでなく洞察をしていて、
どうしたらチームの底上げができるかなど、
想像性を膨らませながら指導しています。
そこで最近選手に伝えていることは。
今何を考えてるの?
今何をしていますか?
目標はなんですか?
上記を常に聞いています。
そして本人の言葉で発言してもらうようにする習慣づけています。
しつこいぐらいに聞いて答えをもらいます。
言葉で発言して自分のやるべき事に自分から行動できるように仕向けています。
不思議と自分のやるべき事やできる事に真剣に向かい合ってくれるのです。
これもトライアンドエラー。
選手が2回連続ネットしたとします。
そこですぐにネットしない!もっと高いところ通す!
とコーチングしないで、
2回連続ネットしちゃったね。次どうすれば良い?
事実を伝えて次どうするか発言してもらいます。
サーブが上手く打てないね。
どうすれば良い?
すぐにコーチがグリップがなんとか、
コーチ視点でコーチングしてしまうと
考える時間を奪うだけでなく、
本人は全く違うことが原因だと思っているかもしれません。
その場合コーチングなんて聞くわけがないです。
それこそ的外れなコーチングです。
ですのでいつも
事実を伝えてコーチの視点で見過ぎないことに気をつけています。
英語で伝えていますが中国語でも伝えられるようにしています。
言葉で分からないくても、子供達が何を伝えようとしているのか真剣に聞く姿勢を常にとっています。
そうすると体を使って表現してくれるようになります。
これからも継続していきたいと思います。
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