Kenichiro.EGAMI

リサーチャー (アートアクティビズム、文化人類学) アジア圏の自律的スペース、集合的文化-芸術実践について。 HP→https://kenichiro-egami.squarespace.com mail→ u.potlatch@gmail.com

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最近の記事

【平日の夜、高円寺高架下は誰かのリビングだった】

夜8時頃、古着屋「はやとちり」の前で緑茶酎ハイを片手におっさん立ち飲みをしている山下陽光氏を発見(そして、前tetraに来てくれたという上田さん)。五号店の松本哉氏の仕事終わりを待って「唐変木」にて飲み始める(この店、70年代のオープンからほとんど内装変わってない)。 その後、森元斎氏が合流。ひたすら長崎(の魚以外)について批判し「上京した暁には暴走族を結成したい」と語る。山下氏はタンザニアの路上商人の商売術(小川さやかさんの本)からホリエモン論まで。松本氏はアジア地下交流

    • 危機の時代に応答すること

      先日の文化庁のあいちトリエンナーレへの補助金交付撤回を受けて、香港の「反送中運動」の初期(6月末)における、アーティストや文化関係者たちによる素早い対抗的アクションの数々を思い出していた。 香港の「逃亡犯条例」改正に対する反対運動は、6月に入って急激に拡大した。6月12日には、2回目の大規模デモが行われたが、その時点ですでに香港の100以上のギャラリーや藝術文化私設が一斉閉鎖ストライキを行っていた(ベネチアビエンナーレの香港館も含む)。これは、「香港畫廊協會(Hong Ko

      • 5/14 特別セミナー「The Underground music scene in HK in a ‘Post-Hidden Agenda’ period」レポート 後編

        Hidden Agendaの活動(2009~2017) Hidden Agendaも、まさにこの工業ビルをめぐる再開発の変移とともに生まれ、展開し、消えていった文化空間だと言えます。Hidden Agendaは、2009年に観塘の工業ビル「Yeung 58」に住んでいた実験的音楽の愛好者たちによってスタートしました。最初は個人のアパートにライブ機材を持ち込みライブハウスとして使ったことがはじまりでした。それ以降、3回の引越しともに拡大していいき、四つの場所での営業を経て20

        • 5/14 特別セミナー「The Underground music scene in HK in a ‘Post-Hidden Agenda’ period」レポート 前編

          5/14 特別セミナー「The Underground music scene in HK in a ‘Post-Hidden Agenda’ period」 @ 東京藝術大学 大学会館2階 大集会室 スピーカー:黃津珏 (Ahkok Wong) (ミュージシャン、アクティビスト、独立研究者) モデレーター/通訳:江上賢一郎 東京に滞在中のミュージシャン/独立研究者の黃津珏(アコー・ウォン)氏を招いて、2000年代における香港のインディペンデント音楽シーンと、観塘(K

          【自分の暮らしと世界をつなぎ直す】 -鶏のたたきとネギの山下家テーブル上での出会い-

          佐賀の秘湯「古湯温泉」先週日曜日、【途中でやめる】山下陽光氏の車で佐賀の「古湯温泉」に連れていってもらった。 その日の朝、壮大な寝坊をして結構大事な予定をポカしてしまい小一時間くらい放心していた時、突如メッセンジャーにスンちゃんの「えがみ~~おいで~」のボイスメッセージと「温泉出発10分前、パジャマでダッシュ」という謎の暗号文が届き、そのまま山下家にダッシュしたのだった。おなじみの黄色いかわいい車(黄色いハンカチ号と勝手に呼んでいる)で、ヒカ&ラン&スンちゃん山下一家のドラ

          【自分の暮らしと世界をつなぎ直す】 -鶏のたたきとネギの山下家テーブル上での出会い-