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バーチャルヒューマン人間3.5

「バーチャルヒューマン人間3.5」エピソード0

みなさん バーチャルヒューマンをご存じですか?
AI人間とも言われています。

バーチャルヒューマンとは
CG(コンピューターグラフィック)で作られた人間の事を指します。

近年特に話題になっていますので一度は聞いた事があるのではないでしょうか?他にも、デジタルヒューマンとか2.5次元とか、AI人間とかデジタルクローンとか表現は色々あります。どれも抽象的ですが、近年これらの取り巻く技術は、ものすごいスピードで発展しています。

もし初めて聞くワードならば、ぜひこの機会に少し知って下さい。なぜなら、もうすでに彼らは(バーチャルヒューマン)、この世界に生息しています。ただのCG(コンピューターグラフィック)ではありません。地球に現れた新しい種別。そんな世界のお話です。

2023年2月チャットGPTが爆発的に広まり一気にAI化の波が押し寄せてきました。
そんな最先端のお話です。近未来に起きる出来事。僕たちが生きている時代に必ずくる世界、そんな夢のお話かもしれません。

2023年に出版した本ですが、今でも読まれています。近未来に起きることを沢山ご紹介しています。特にこの分野で最先端を行く国の一つ中国。日本では知られていない中国のAIの進化の速さなど今、もうここまできているというお話です。

日本も決して遅れているわけではありませんが、まだまだ認知は低いかなと感じます。まだ知らない人の為に近未来を少し覗いてみませんか?

この記事は本書では著作権等の問題から画像付きで紹介できなかったものです。まずはこちらの記事でバーチャルヒューマンのイメージをみてください。

ではご紹介しますね。


🔶日本
Saya(サヤ)

Saya(サヤ)

女子高校生のキャラクターで、かなり話題になりニュースでもTVでも何度も取り上げられています。2015年にクリエイターのTELYUKAがTwitterに投稿した1枚の画像から生まれた経緯をもつんです。CGとは思えないほど人間にそっくりだと話題になり、広告代理店が参加しプロジェクトが生まれました。技術が進むにつれAIで音声技術も取り入れ、人間と会話する事もできるようになり、表情がリアルな人間にそっくりで、ちょっとした間も持ち合わせ色っぽさもあるんです。

imma(イマ)

imma(イマ

デビューは2018年。日本を代表するバーチャルヒューマンでサヤの次に有名。聞いた事ある人もいるのではないでしょうか?もししらなければ覚えてください。これから沢山目にすると思います。彼女が日本で有名になったのは2021年に開催された「東京2020パラリンピック」の閉会式にモデルとして登場した事で認知を広げました。ボブヘヤが特徴の女性です。他にも化粧品メーカーのSK-IIのCMで綾瀬はるかと共演した事でも有名なんです。

MEME(メメ)

MEME(メメ)
MEME(メメ)

2019年4月に誕生した不完全な女の子。アート、デザイン、写真が好き。額や顎に目立つアザがありコンプレックスを感じているがそれを個性としてポジティブに捉えている子。メメのCONCEPTは、MEME(メメ)はCGで作られた架空のキャラクターですが、社会通念上”美しい”とされるキャラクターとは”違う”存在です。なんでも描けるCGだからこそ、“不完全な美を携えた仮想の女の子”が多様性を主張する社会には必要だと考えました。彼女の意思や悩み・感情が投稿の内容や作品に影響し彼女の毎日も変化していきます。

YU(ユウ)

YU(ユウ)

2020年にデビューしたのがYU。アパレル大手GUのバーチャルヒューマンモデルです。身長158cmの女子大生。モデル体型ではない普通のどこにでもいるルックスの女の子なのが特徴。デザインにあたっては、17歳から33歳の日本人女性200人の体型データをベースに平均を取り作られたとだけあり標準的な日本人の体型なんです。GUのCMを見てね。

Liam Nikuro(リアム・ニクロ)

Liam Nikuro(リアム・ニクロ)

男性バーチャルインフルエンサーは2019年、InstagramとTwitterを活動の場としてデビューしたがいます。米ロサンゼルス出身で、アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれたイケメンのハーフという日本人離れしたルックスと、リアルな肌の質感。マーケティング支援とバーチャルヒューマン開発の1SECが手がけたキャラクター。Instagramには日常のさりげない姿を写真投稿していますよ。

🔶アメリカ
Lil Miquela(リル・ミケーラ)

Lil Miquela(リル・ミケーラ)

カリフォルニア出身の音楽家2016年Instagramでデビュー。Miquela Sousaミケーラソーサーシリコンバレーのテック企業Brudが発表したバーチャルインフルエンサー。ブラジル系アメリカ人で19歳の女の子。Spotifyで音楽を発表し、PRADAなどのファッションブランドと協同、CALVIN  KLEINのプロモーションビデオにも登場。実在する場所を背景に人間と一緒に撮影した投稿や実際に行われたイベントとリンクした投稿が多く、リアルさを追求。歌手としても活動し、銃規制などの発言をしてバーチャルインフルエンサーとしても活動しています。


Bermuda(バミューダ)

Bermuda(バミューダ)

2016年にInstagramでデビュー。Lil Miquelaと同じくシリコンバレーのテック企業Brudが制作。垢抜けてセレブのような容姿であるBermudaは2018年4月にLil Miquelaのアカウントをハックし、投稿画像を全て自分に差し替えるような事があり話題になっている。MiquelaとBlawkoとの一緒に写っている投稿も多く、バーチャルな世界ながらも様々な人間関係を築いているところが興味深く、その内企業の枠を飛び越えてコラボも期待したいです。

🔶イギリス
Shudu(シュードゥ)

Shudu(シュードゥ)

2017年4月に世界初のデジタルスーパーモデルとしてInstagramでデビュー。イギリスの写真家CameronーJames Wilsonの手により制作。Shuduはあくまで芸術作品だと言っている様に肌、髪の質感や目の表情がかなりリアルな上、肌が黒く見事なプロモーションで妖艶な魅力。アメリカのシンガーRihannaが設立したビューティーブランド「Fenty Beauty」で紹介されたことで話題になり、固定ファンもいるほど人間のモデル以上の影響力を持っている。

🔶韓国
Raeah Kim(レア・キム)

Raeah Kim(レア・キム)

2021年初め、国際ハイテク見本市の「CES(コンシューマー・エレクトロニクスショー)」でお披露目。3分ほどの英語でプレゼンをしてLG製品の説明をしていました。彼女はシンガーソングライター兼DJという設定で名前の由来は未来から来た子。らしいです。彼女もInstagramで曲を作る活躍している一人です。

K-POPアイドルMAVE(メイブ)

MAVE(メイブ)

2023年1月10日公式SNSチャンネル公開。1月25日デビュー。
MARTY、ZENA、TYRA、SIU(写真左から)

LUCY(ルーシー)

LUCY(ルーシー韓国)

SUA(スア)

SUA(スア)


🔶中国
AYAYI (アナイ)

AYAYI (アナイ)

2021年5月にデビュー。日本のバーチャルヒューマン製作会社Aww(アウ)と中国のIP(知的財産)企業Ranmai Technologyの共同開発で作られたバーチャルヒューマン。中国のSNSサービスRED(小紅書)にアカウントを開設して、初回で3000万回超の視聴を記録し有名になっていました。
当時の議論は「彼女は本物の人間なのか」と言われたのです。

柳夜熙(リウイエシー)

柳夜熙(リウイエシー)

2021年10月に抖音(TikTok)で公開された2分のショートムービーが大きな話題を呼んでいました。柳夜熙というバーチャルキャクターを使った作品で、そのCGのクオリティの高さ、映像全体のクオリティーなどから、ファン登録がわずか24時間で100万人を超える人気。この映像を制作したのは、映像制作スタジオ「創壹視頻」。

聆秋(リン・チュウ)

聆秋(リン・チュウ)
聆秋(リン・チュウ)

テレビ番組や、雑誌でも活躍しEV車のテスラの広告に起用され、コスメブランドにも起用されています。グッチの口紅のCMにも起用されたのですが、内容が少し論議を呼び話題になりました。1年間の彼女の市場価値は170億円と言われています。

小氷Xiaoice(シャオアイス)

小氷Xiaoice(シャオアイス)
小氷Xiaoice(シャオアイス)の詩集

マイクロソフト中国が手がけるバーチャルヒューマン。元々は2014年の AIチャットチャットボット。それが技術どんな共に進化してバーチャルヒューマンへと変わるケース。彼女の学習能力は高く詩や物語を作るのが得意。2017年には AIが100%創作した詩集を出版しています。

洛天依(ルォ・ティン)

洛天依

2017年7月12日に中国語のボーカロイドのイメージキャラクターとしてデビュー。中国版初音ミクというイメージでライブ観客を呼び込む。2018年5月21日には日本語版が発売。2023年にもV5の発売が予定。2017年に上海でホログラムコンサートを行い有名人歌手とコラボをしています。音声合成技術、ホログラム投影技術、AR技術(仮想現実)、RTM技術(リアルタイムモーション技術)4つの技術を組み合わせ業界の最先端を走る。バーチャルシンガーとして世界で1000万人以上と言われています。オリジナル楽曲は1万曲以上。コンサートチケットは59秒で完売。2019年には中国の世界的ピアニストの郎郎(ランラン)とコラボしています。

冬季北京オリンピックのアナウンスで使われたバーチャルヒューマン

北京冬季オリンピックで使用されたバーチャルヒューマン



他にも、これもバーチャルヒューマンですよ。

KDDIだって・・・誰かに似てる・・・(笑)

KDDIのイメージキャラ

いかがでしたか?一人は見た事ありましたか?
今後、見る機会が増えると思いますので是非チェックしててね


◾️3月9日発売する生成AI漫画で話題の
『サイバーパンク桃太郎』
遠ご紹介します!
本編でも紹介してますがAmazonリンクつけますね。この漫画が、今後どうなるのか楽しみです。背景、キャラクターなど絵は全てAI何書いてます。今漫画界注目の作品です!
もうAI漫画はここまできてます!

では最後のおまけとして
近未来短編小説を書いています。
本文は、この記事の続編になります。


短編小説 序章
タイトル「人間3.1」
著者:バーチャルけんいち

2201年
バーチャルヒューマンが
リアルヒューマンの人口を上回った。

増殖しながら生成される
バーチャルヒューマンは増え続けている。

今ではバーチャルヒューマンなしで、
生活は考えられなくなって
人類史は大きな転換期を迎えていた。

バーチャルヒューマンが登場し
便利になり、
人は益々何をするにも
自分で判断をできなくなってきている。

21世紀初頭は、
AIが人類を脅かす事はないと考えられ、
それはSF映画の世界だった。

2045年シンギュラリティー(技術的特異点)
を超えたあたりで、
生活環境は激変し
人が働く事は極端に減ってきた。

生産業務は
アンドロイドが補い指示は
バーチャルヒューマンが管理。

その辺りで、
政治の決定を人は手放し、
バーチャルヒューマンに委ねると
瞬く間に世界が変わっていった。

このスピードは恐らく人の予想を
はるかに超えた。

民主の声を反映し
政策決定に大きな役割を果たす。

もう人の手で判断しては遅く
不公平と世論は気がつき、
国の政策は次々にAIにより
システム化されていく。
一度進むと、もう止まらない。

あらゆる判断をAIに委ねるように
統合されていき、
やがて人は労働から解放される。

全てをデジタル管理される時代に変わり、
人は娯楽を楽しむ日々を送るようになり、
趣味を満喫し、
その中で売買し利益を得る。

一見楽な世の中になったかに
見えたのだが・・・

趣味のない人は
自動で配給されるデジタル通貨で
生活ができ、今、
人はメタバースが進化した世界の
バーチャルバースの中で生きている。

全てが解放された世界。
差別のない世界!

私の体は生まれき障害をもっている。
自由に歩く事すら叶わない。

だからリアルな世界では生きづらい。

私にとって
バーチャルバースの世界は理想的なのだ。
ここでは容姿も声も変えられ、
不自由な私は自由に動く事ができる。

そう私は、翼を得たのだ。

私はバーチャルバースの中で生き、
小さな趣味を生かし売買し利益を得て
生涯を楽しんで暮らしいている。

バーチャル旅行経験を
本にしてKDPに登録。

少しの小遣い稼ぎで得た利益で
バーチャル旅行に出かけるのが
楽しみの一つ。

次は木星のエウロパへ探索に行く予定だ。
タイトルはもう先に決めている。

「エウロパへ わがまま娘をつれてったら」

私はバーチャルバースで結婚し
生まれた娘も小学4年生
そろそろわがままになってきた歳頃。

わがままを治す為に
エウロパを選んだ。
今からどんな旅になるかが
楽しみでならない。

バーチャルバースの世界が
タイムワープを可能にしてくれる。

肉体を持たない世界では
物理の法則から解放され、
人が夢に見たタイムワープも可能になり、
この世界の中では
21世紀に天才が唱えた理論も
役にはたたない。

人生はゲームとよく言ったもの。
土の上で生活するのではなく、
バーチャルバースの中で
イベントを楽しみ、
繋がり長い人生を送る。

肉体を持つ事が、
こんなにも不便と感じるとは
思いもしなかった。

人口も減少し、
人はこの先どうなるのだろうか?

肉体が邪魔。制限も多い。
エネルギー消費効率が悪く
排出物も出る。

一日の中で
脳を休め回復時間が必要。

太陽の動きに
左右され何かと制限が多い。

もういっそうの事、
バーチャルバースの中で
生まれ死んでいけたら楽なのにと、
私なんかは思うけれど、
まだどこか肉体に執着もしている。

この不便さが人らしくもあり、
直ぐに壊れるから愛おしい。
まだ私には人の心が少しは残っている。

その点バーチャルヒューマンは、
人が持つ制限から解放されている。

電気さえあれば24時間、
高パフォーマンスで稼働。

あれだけAI管理社会に
否定的だった21世紀初頭の人類。

アップデートされない
古い人「人3.0」の時代には今さら
戻れない。

我々「人3.1」は
寝たきりで魂を抜かれ、
もう一つの世界で生きている。

肉体を鍛えることもしなくなった人は、
長生きをする意欲すら、
なくなり平均寿命はどんどん
短くなった。

私も物心ついた時から
バーチャルバースで暮らしてきた。
親の時代は、よくしらないが、
体に障害を持つ私は、
別の世界では暮らせれない。

朝起きてバーチャルバースに接続し
軽く食事をし、
またバーチャルバースで寝るまで遊ぶ。

邪魔な肉体の維持の為に
接続を解除するだけだ。

そんな暮らしを何十年もすると、
肉体を持つ事の意味もわからなくなる。

なんの為にバグをせおった
肉体をわざわざ維持するのだろうか?

そうやってテクノロジーは、
人の心にいつのまにか侵食して、
肉体を退化させてきた。

肉体を鍛えない人は
脳を鍛える事もなくなり、
楽をして生きる事に思考が変わる。

小さな趣味を楽しみながら
生きるだけでも十分楽しい。

楽しい。楽しいのだけど・・・
どこか虚しい。
これも脳のバグなのか。
私にはわからない。

趣味を持たない人は
辛い人生を何十年も
耐えなければいけない。

耐えきれず肉体を
捨てる人も多い。

今も昔も病気になり
自殺するヒトは多い。

それは物理的肉体を持つから、
起きる事だと最近になり、
ようやく気が付いてきたよ。

全ての判断は民主の多数決。
管理社会は便利で
理にかなっているのだけど、
AIに判断を委ねた時から人は、
絶滅する運命にあったのだ。

人が最適に暮らすために
築き上げてきた
テクノロジーなのにね。

テクノロジーの進化は止まらない。
全ては人が作り出した
「世界システム」
これは人類の最後の進化論。

世の中がよくなり便利になっても、
肉体がある限り
心が救われるわけじゃなかった。
きっと肉体から解放された世界。

遥か古代人から
解脱を夢見てきたように、
精神の扉を超えた世界で生きる
バーチャルヒューマンが
うらやましくも思うのだ。

人の私からみたら、
彼らこそがブッダと呼べる新たな種

解脱を成功させた種
もう輪廻する事なく
永遠の命を手に入れたヒト・・・
いや神なのか。

さぁ、そろそろ、次の地球の支配者を決めようか?

本編『人間3.5』へ続く

おわり


後は本編をお楽しみ下さいね。

電子書籍版以外にも紙の本もご用意しています。紙の本(ペーパーバック)では、追加記事2つ。7000文字以上追筆しています。

①中国の電子決済事情の話
中国全土に広がった電子決済!僕は2017年より財布を捨てました。もう中国で財布は必要ありません。現金を使う事はありません。というお話です。

②AI医者の話
AIは医療でも取り入れられています。病院にいく事なく自宅で診断できるように中国はなっています。そんなお話です

この2つはペーパーバック特典です

最後までありがとうございました

kindleドキュメンタリー作家 けんいち


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