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聖地巡礼記 我がまま娘をインドに連れてったら①

2017年インドに小学生の娘を連れて
家族でバックパッカー旅をした話

バックパッカーの聖地に降り立つ

事の発端は2016年夏の事。

インドに行く予定なんか微塵もなかった
僕と妻で上海人の劉さんと娘

僕らは上海に住む3人家族です。
僕;日本人
妻;上海人
娘;小学校4年生(当時)

僕と妻の劉さんは夏の日に
近くの大学のキャンパスにいた。

劉さんから
珍しくジョギングに誘われた
キャンパス内にある運動トラックには
地元住民や学生が沢山いて
皆それぞれに運動している
何周か軽く走り汗をかき
劉さんと歩きながら話をしていた。

妻:友達からインド旅行に誘われてるの?

僕:えっ?インド?なんでまた?

妻:旅行好きな人達から参加しない?と

僕:僕らは?(娘と僕)

妻:一緒に行く?

僕:でも あのインドでしょ。娘連れて行くの?

妻:嫌なら私一人でいこうかしら

僕:ズルい!僕ら運命共同体だよね?

僕だって行けるなら行きたい 
あのインドに

妻:じゃ友達に相談してみようかな

僕:聞いてみたら?一緒にいけるなら心強いし


という会話をし、話が進んでいく。

僕はインド・いんど・印度

あのバックパッカーの聖地であり、
攻略の難しい国インド

昔に1度行こうと調べて断念した事を思い出す

断念の理由に、仕事してて短い休みで

バックパッカーしにいくには危険すぎる

そんなに予定通り進まない国

学生やフリーのように長期間なら

想定外のハプニングにも対応できるが

短い期間で何都市か回ると危険すぎる。

インドとは電車の遅れは日常茶飯事で予定が

狂いやすい事で有名。列車移動が主になるし

確実な席の確保は難しい

乗れなくて明日でもいいや ならいいけど

そんなにスケジュールに空白を作れない

なんせ移動手段の計画が難しい国がインド

でも、インドに行った人に聞くと

かなり面白い! もう二度と行かない!

大抵別れる。

それほど不思議で魅力的な国

バックパッカー聖地と呼ばれている国の一つ

インド制覇したら、
大抵の国に行ける免疫が付く(笑)

それだけハプニングに巻き込まれる
国でもある


僕らは2017年の旧正月を利用して
行こうとしている

休みは8日〜10日程の予定
社会人にしては長期な方だけど

それでも何都市かを移動して、
ある程度見に行くと
それなりにスケジュールもタイトになる

劉さんの旅好きな仲間の状況を聞くと

まだ人数も決まってなく

インドに行こうというタイトルが決まってて

インドの何処に?どうやって周るの?

とか全然決まってなく皆仕事の都合もある為

まだまだ確認中

そのまま夏が終わり秋になる

そろそろチケット買わないと値段が高くなり出す

中国の場合

10月に国建節休暇が7日間ある

それを超えると旧正月への旅行へシフトしていく

9月中に買えば、まだ安い。皆10月の休みの事を

考えてる時期だから。

だから9月中にチケットを
どうしても入手しておきたい


友達たちも、同じ考えだけど3人か5人か6人か

聞くたびに変わってる。

このままでは一緒にスケジュール組とか難しい
人が増えれば意見がバラバラになるだろうと思う

僕らはインドに友達らと行こうとしていた
理由は僕ら家族だけでは不安だから

そのグループに参加した。
しかし、状況は中々進展しない

まぁ中国人では そんなもので
事前にいくら計画しても
コロコロ変わる

だから僕は決断する

あの日から

もう気分はインドだし

何故かカレーが気になる(笑)

一度あきらめたインドだけに

思いも再燃してくる

もう今更行かないという選択はなくなってた
インドに行きたい自分になってた。
この機会を逃すときっと二度と
インドに行くなんて事はないだろう
運命を感じる。

劉さんに、
いつまで待っても友達はまとまらないから

僕らだけで行こう!と声をかけた

えっ! 私たちだけで・・・

大丈夫?と聞く

僕は中国もインドも似たようなもん!
でしょ(笑)

僕は若い頃一人でヨーロッパを回った経験がある

なのでバックパッカーの旅は、それなりに経験済

インドは僕も行きたいけど諦めてた。

タイトなスケジュールが立てれない為だったし

衛生的に不安があった


劉さんは じゃ・・・私たちだけで行く?

行こう!僕らだけでインド!

そうね!そうしましょうか!

そう決めたら僕らは一気にワクワクしてきた

インドか〜印度だよ いんど!

そして横で存在を忘れてた小学生の娘が

パパ インドってお洒落な町?って聞いてきた

おいおい!娘よ インドってしってるかい!
君が想像する100倍は汚いと思うよ!
と言いかけたけど

我慢!

タピオカミルクティーはないけど
他の美味しい飲み物なら
あるよ!と誤魔化す!

ってか この娘も連れて行くのか?

僕と劉さんは目を見合わせる

やっぱり連れて行くよね?と聞く僕

だって家族旅行でしょ!

だよね~

こいつ!生きて上海に帰ってくるかな?

家族旅行って 普通楽しく南の島とか

想像してないか?

僕は埃まみれで汚いバックパッカーを想像してた


劉さんは 大丈夫でしょ!と楽観的

まぁ大丈夫でしょ!と僕も楽観的になる


そして、9月末にチケットを3人分予約した。

上海から昆明経由でコルカタの往復チケット!

ってかまだ会社の休みも発表されてない

だから有給とか調整するしかない

旧正月の休みは前倒しになる傾向があるので

それを見越してチケットを最大限の日程で抑えた

そして、本当に行くんだね!

もう逃げられない!チケット買っちゃったし


それから旅のプランを練り始める

旅行の日程や大きなスケジュールは僕が作る

ルートや移動方法でプランを練る

そして都市と宿泊日が決まればホテル探し

都市間の移動方法も色々調べる

電車かバスか船かタクシーかまたは飛行機か

その計画に2か月以上費やす事になった

何個もプランを考え行きたい町、をつなぎ

移動手段、出発、到着時間を確認し

ホテルまでの距離から観光時間を割りだし

観光地を巡る方法など

自分なりに攻略を考えて行く

タイトにすると予定変更を強いられると帰れなくなる

僕らはコルカタに入り、コルカタから出る

最後は戻って来ないといけない

横で娘は どんな服着ようか 綺麗な靴で とお洒落を考えてる

おいおい!インドに行くんだよ香港じゃないよ!

と心で突っ込みをいれる

そんな くつ 1時間で
汚くなるんじゃないかと・・・

まだ娘には言えない。
娘はお洒落な町 香港にでも

行くのかと勘違いしている様子


そして僕ら家族3人で 
何故かインドに行く事になった!

そもそもの発端の旅行好きの友達はどうした??

かれらは結局 予定がまとまらず話が流れたらしい

じゃ僕ら3人だけ 行くんだね!

やっぱり やめる?って聞いたら

チケット代とホテル代を
全部損してもいいの?と劉さん(怒)

いや・・・絶対に元取りに行くよ!
インドを満喫してヤル!

という事で

バックパッカーの聖地に降り立つ

行くはずのなかった
インドのコルカタという都市に家族3人は立っていた。

続く


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