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Designship2023登壇レポート
先日、DesignShip2023のパネルディスカッションに登壇させていただきました。Xに当日の様子が投稿されています。
#Designship2023 パネルディスカッション💫
— Designship|アーカイブチケット予約受付中🎟 (@Designship_jp) October 1, 2023
『新規事業・サービスにおけるデザインの魅力とその効果』
クライアントワーク、フォント、自社サービスでそれぞれ異なるブランディングのアプローチや組織のカルチャーに触れつつ、各社のデザインについてお話しいただきました。 https://t.co/YjaBav40qF pic.twitter.com/nRiPxnLAU3
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登壇で得た気付き
3つのテーマを用意していただきそれぞれについて普段考えていることをお話しさせていただきました。登壇した3社の違いがとてもユニークであり、共通点を見つけることが難しいセッションではありました。しかし、同じデザインというものを仕事にしていながら「違いがある」という点が寧ろ興味深い要素になったのではないかと感じました。
特に印象に残っているのはチームラボさんの「積み上げ型のブランディング」という考え方です。
私は、ブランドの「らしさ」を言語化することは大切である、という疑いようのない先入観から、らしさを言語化すること=正しいと考えていました。
しかしチームラボさんが生み出していくデザインは「チームラボらしさ」を定義していないとのことでした。多様なプロジェクトを推進しアウトプットの最終判断を行う → それを繰り返していく → その結果「らしさ」が積み上がっている、という考え方でした。
一貫性を持たせない
非常に興味深い考えであり、とても心に刺さりました。勿論、会社によって事業やカルチャーが異なるため正解はないのですが、一つの発見を得たような気持ちになりました。
我々のアウトプットは「一貫性を持たせない」という考え方を大切にしています。これはプロジェクトごとに異なるペルソナに対して適切な表現を都度生み出していくことを意味しています。
異なる考え方ではありますが、もしかするとベクトルは同じ方向を向いているのかもしれません。その都度各プロジェクトにおける最適な最終判断を繰り返している、という点は共通しています。
つくろうとし過ぎるブランディング
ブランディングはとても重要だと思っており、自分たちの在りたい姿を発信していくことが必要不可欠です。
しかしながら、ブランドは顧客の頭の中にあるため、コントロールしようとし過ぎる(つくろうと意識し過ぎる)のも違うのではないかと最近感じています。
デザイナーだけではなく全社員が、一つひとつのプロジェクトやタスクに真剣に向き合い、その都度今できるベストを尽くしていく、それを繰り返していくことで、結果より良い「ブランド」が顧客に届くのではないかとも思います。
そこにはインナーブランディングにおけるバリュー浸透、全社員のバリュー体現が重要になってくるでしょう。そして、常に考え方をアップデートし変化していくことが大切です。
まとめ
セッションでは時間に限りがあったため、自身の考えを全てお話することができませんでした。テーマ1で少しお話した「デザインマネジメントにおける成果評価」については次回noteで詳しく書きたいと思います。
貴重な経験と良き出会いに感謝しております。最後まで聴いていただいたデザイナーの皆様も本当にありがとうございました。