紅白歌合戦は YouTube だった
去年、紅白歌合戦を最初から最後まで観ました。
真剣に、ではなく、カードゲーム「XENO」をやりながらでしたが。
おもしろいですよ、XENO 。中田敦彦さんの動画を観て「かっこいい! おもしろそう! やりたい!」って思い、即買い。
紅白歌合戦の放送中、4時間15分ずーっと XENO をやってたんだから、どんだけハマったんだか。
いやいや、紅白歌合戦の話。Yahoo! ニュースでこんな記事を読みました。
全国150万台ほどのインターネット接続テレビの視聴ログを集めて、接触率の変動を15秒単位で見せている、インテージ「Media Gauge」のデータをもとに、どのアーティストでチャンネルから離れたかを分析してます。
ボクはこれを読んで「視聴者の気を引きにくいものを、どうやって引き止めるかということも考えていたんだ! だからアイドルが太鼓を叩いたり、手品やりながら歌ったりしてたんだ!」と、驚きました。
だって、やり方がまるで YouTuber なんだもん。
自分がひとつの動画をアップすると、離脱ポイントがグラフで読み解けるのが YouTube 。ちょっとでも興味を引かないものがあったら、視聴者がすぐ離脱されてしまう。
だから「最初の15秒が大事!」なんて言われたり、間を詰めたりするんでしょうね。興味を引きそうなものをどんどん供給する、まさに興味のわんこそば状態。
紅白歌合戦を観ていて思ったのは、テンポよく、次々と歌が続くんだなということ。紅組司会、白組司会の意味ってあるのかな? とか、NHKアナウンサーが司会で入る役割ってあるのかな? とか、もう審査の意味もないんじゃないの? ということも思いました。
これも、ちょっとでも興味を引かないものになったらチャンネルを変えてしまう視聴者への対策なのかもしれませんね。
コンテンツの作り方について考えるきっかけとなった記事でした。どうしよう、今のラジオ的なアプローチだと、言いたいことまでたどり着く時間がかかり過ぎる。YouTube のようなテンポで語るトークの構成を考えなければいけないか……。