【097】映画を好きになった原点。「学校の怪談2」感想
今日は私が、映画好きになった原点の作品を紹介します。
それが学校の怪談2です。
そもそもなぜこのタイミングでの記事かというと、
物語上で「4月4日の4:44分に何かが起こる。」という台詞があるように
本日が、ある意味ファンからすると記念日だからです。
もうこの曲を聴くだけで、ジーンときてしまうほどです。(笑)
あらすじ
小学校の隣の寺で、真行和尚は「30年前の4月4日4時44分。南小学校で、当時の校長先生が何者かに首をもぎ取られて死んだ。それからというもの、4月4日4時44分には、誰もあの学校には近寄らない……」という話を肝試しをする子ども達に話して聞かせた。
彼らは、塾の春休み集中合宿のために都会からきた子ども達と、集められた地元の子ども達だった。塾の講師の理香はこの村の出身であり、合宿がてら自分の故郷に生徒達を連れてきて、自分の弟・司を含めた地元の子ども達とふれあいをさせようとしていたのだった。
しかし彼らは結局、合宿の最終日である今日まで仲たがいしたまま、4月4日の肝試しを迎えていた。
そして夕方、肝試しが始まろうとしていた。
しかし、その直前に理香が指名手配されている寺泥棒の浅野と遭遇、肝試しは中止になってしまう。
準備やすでに出発をしていた数名の子供たちを除いて。
その頃、塾の生徒の憲が、何者かに引き寄せられるように学校の時計台に登ってしまい、そこで時計の歯車にスニーカーを挟まれる。
時計は故障してしまい、4時44分で止まってしまった。
すると謎の赤い服の少女が現れ、突然暗雲があたりに立ち込め、憲を含む数名の子供たちと逃げてきた浅野は学校に閉じ込められてしまう。
そして、30年前、校長先生が殺されたときに校舎内をうろついていた、不気味な茶汲み人形が姿を現し、それに誘われるかのようにお化けたちも出現し暴れだした。 (Wikipedia)
予告
感想
この映画、ビデオテープに録画してほんと何回観たか解らない作品です。笑
ヘタしたら台詞もほぼほぼ言えちゃうほど・・・。
ちなみにこの作品ってそもそもシリーズ4まであるんですが、
自分がハマり出したのは2からで、劇場で観たのが始まりではなく
夏休みの行事の一環で、近所の子達と公民館に集まって、
大人達が観せてくれた記憶があって、それに合わせて
花火やスイカ割り、肝試しなんかもした懐かしい思い出があります。
ジャンルだとホラー映画?によく分類されがちですが、
このシリーズは、ジュブナイルものというか、子供達の冒険SFもので
少し寂しいですが、今の時代ほとんど造られていない映画ジャンルに
なるかと思います。
脚本も神がかっていて、「奥寺佐渡子さん」が担当しています。
有名なところだと「時をかける少女」や「サマーウォーズ」とかでしょうか?
コメンタリーでも話していましたが、この脚本を書いたの20代。
当時は大人よりより子どもを主人公においた作品の方が書きやすかった
らしく、子ども達が演じていくうちに台詞の言い回しを変えたり、台詞を
書き足したり色々大変だったみたいですね。
お化け映画=「怖い」だけじゃない。
当たり前っちゃ当たり前かもしれませんが、子どもの時は怖く感じるシーン
も大人になると怖さよりも、感動する台詞があったり、「家族愛」などの
メッセージ性のある作品となっていて、驚かされます。
そしてシリーズ全体を通して、とても1シーン、1シーン丁寧に作っている
ことが、メイキングを見るとよくわかります。
CGなどの技術の進歩が現在と比べてまだそこまで発展していない中
たくさんの大人達の頑張りと工夫で生まれたお化けのシーンは
時が経っても、色褪せず輝いています。
またこの作品でオーディオコメンタリーを聴く楽しさを知って
女優の西田尚美さんは、この作品を観ていた、またオーディションを受けて
いた子ども達と大人になってから別の現場で会ったり、話題に上がることが
あると話しています。(学校の怪談3のコメンタリーより)
そして1996年公開の邦画作品では、配合収入が2位になるほど、きっと当時
たくさんの子ども達が親を巻き込んで、毎年夏になると、映画館へ
連れて行ってもらい、本当にすごいブームだったんだと思います。
定期的に訪れる妖怪ブーム
これも不思議なもので日本には昔から「妖怪」の言い伝えがありますが
世代によって、「ゲゲゲの鬼太郎」だったり「トイレの花子さん」
「妖怪ウォッチ」だったり、何年かに一度ブームがあるんですよね。
今の小学生には「おばけずかん」シリーズが好評らしく
結構読んでいる子たちが多いみたいで、妖怪やお化けって
どの世代も1度は通る一種の登竜門みたいなものなのかもしれませんね。
今、いろんな作品が公開○○周年記念とか、シン・〇〇とかで
リメイクされる中、この学校の怪談もそんな1つとして
ぜひそんなお話の進展があったら嬉しいですね。
当時、作品中に冒険した子達ももちろん大人になり、
当時劇場で観ていた子ども達もきっとほとんどが子を持つ側になり
親子で共有できる話題になったり、一緒に楽しめるんじゃないかと
勝手に思っています。
ま〜もしそんな事が起きたら、天と地がひっくり返って
冷静では入れないと思いますが、妄想だけでもワクワクしちゃいますね。
岸田今日子さんの校長先生
それにしても、岸田今日子さんを校長先生に配役するあたり
本当にいいキャスティングだなって思います。
この方すでに亡くなっている女優さんなんですが、独特なオーラがあって
本当そこに座っているだけでも、いい味が出ていて怖いです。(褒め言葉)
そもそも、台本を渡した段階では、事務所はNGを出していたようなんですが
彼女がその台本を読み「これは、面白い!』と承諾してくれたと
コメンタリーで平山監督が言っていました。
もし彼女ではない別の女優さんが演じていたら、あそこまで印象に残る校長
先生になっていなかったかもしれないし、世代もあってか、きっとこんな
に記憶に残る女優さんになっていないかもしれません。
彼女の他の作品って、本当申し訳ないんですが、
長くつ下のピッピの吹き替えの声を演じていた声優さんくらいしか
記憶になく、これを機にちょっと調べてみようかなって思います。
僕の芸能界の初恋の人?
そして、なんと言っても外せないのがヒロインの前田亜季さん。
自分は当時かなりテレビっ子だったので、
彼女が天才テレビくんに出ている時から観てたんですよね。
(*写真:下段の「て」の上にいる帽子を被った女の子です。)
ちなみに、その隣は、生田斗真さん、そしてまたその隣はウエンツ瑛士さん
になります。
彼女、作品中に「〇〇しちゃうぞ!」っていう台詞が何度か出てくるんですが、それが天真爛漫でめちゃくちゃ可愛いんですよね。
その後シリーズ3にも登場しますが、本当小学生の1年でこんなにも
大人っぽくなる彼女にびっくりした記憶もあります。
きっと当時彼女に恋した人は他にもいるはずだと思います。笑
また直弥役を演じた、細山田隆人さんも今も現役で活躍されていて、
いろんな作品で見かけると、嬉しくなります。
ロケ地について
物語にはこのような学校が出てきます。
今はこの木造校舎。現在は取り壊され、
介護施設が後に立っているようなんですが、リアルに観たかったな。。。
森が近くにある、木造の校舎の匂いって、きっと独特なんだろうな?
それと物語には大井川鉄道とか
都会の子vs田舎の子でカレーの具材を投げ合う野菜戦争の神社とか、
(何気一番好きなシーンかも!笑)
いつか行って観たいなと思っています。
YouTubeにそのロケ地巡りをした方がいたので、載せておきます!
色々書いていたら3000字を超えてきたので、そろそろ終えようと思います。
メイキングがネットに上がっていたので、良かったら観てください!
学校の怪談2は、12分30秒くらいからです!
また学校の怪談2を紹介しているYouTubeもあったので載せておきます。
この作品の事。共感してくれる人いるかな?
2だけでなくシリーズ4種類とも是非観て欲しいな。
それでは今日も読んでくれてありがとうございました!
好きなものってまとめるの本当難しい・・・笑
また!!