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【055】映画「ソワレ」の感想
おはようございます。
今日はこの曲を聴きながらnoteを書こうと思います。
さて昨日は久しぶりに自宅で映画を何本か
ゆっくり観た日曜日となりました。
さて、その中で印象に残ったのがこの「ソワレ」です。
「ソワレ」予告
*写真は全て(C)ソワレフィルムパートナーズより
ソワレって?
そもそも「ソワレ」ってどういう意味か気になって
調べてみたら下記のような意味でした。
ソワレ(Soiree)とは夕方~夜に行われる公演。 フランス語で「夜会」の意。 対義語(昼の公演)はマチネ。 −Google調べ−
普段、舞台など見に行かないので聞きなれない言葉でした。
少し脱線しますが、ちなみに対義語のマチネ。
マチネという単語で思いついた映画はこちら。
こちらも良かったら見てください!
さてちなみにこちらの作品ですが、
始めてポスターを見た時、事前情報が全く掴めなくて
“自転車に二人乗りしている男女...。?”くらいしか推測できませんでした。
パッと見、顔もそこまではっきり映っていないし
他の劇場公開作品のポスターと比べても
圧倒的にキャッチコピー等の記載もなく、それが逆に新鮮で
日本映画離れしているというか、目に止まった記憶があります。
だた、コロナウイルスが蔓延して、
劇場で観ることができないまま年を越して、やっと観ることが出来ました。
感想:“鬼ごっこ”と“かくれんぼ”の逃避行
簡単なあらすじ
役者を目指し上京した若者、岩松翔太(村上虹郎)が生まれ育った海辺の街の高齢者施設で演劇を教えることになり、そこで働く山下タカラ(芋生悠)と、ある事件をきっかけに先の見えない逃避行を始める。−Filmarksより−
感想
まず和歌山県が舞台とのことで、随所に映し出される景色が
美しく、どこか懐かしく、物語にいいスパイスを与えてくれます。
ソワレ(Soiree)=フランス語で「夜会」の意味。を
知った上でどうしてこの表題がついたのか、
私は正直終了30分前までは理解できませんでした。
が、後半の公園?のシーンをきっかけに一気にその意味が
理解でき、2人の最後がどんな結末を迎えるのか
更に釘付けになりました。
夢や人生に、もがき苦しむ感じを含め
二人の逃避行は等身大でリアリティがあって
どちらかといえば“鬼ごっこ”や”かくれんぼ”っていう言葉の方が
しっくりくる感じがしました。
どんなに逃げても、隠れても、
現実から目を背けても、逃れられないし、
受け入れないといけないこともあるし、いつかは終わりは必ず来る。
不安な夜を過ごしても朝は絶対来るみたいな。
ざっくりだけど、きっとそういう意味が表題には
込められているのかな?と思いました。
でもそんな逃げ隠れする時間が
二人にとってはかけがえのない時間でもあり、
重く切なくもあるけど小さな幸せも確かに存在していて、
ワンシーン、ワンシーンの点と点が繋がった時は
うまく言葉に出来ないけどグッと来るものがあり
ラストは感動しました。
あぁ!ちなみにネタバレになるので詳しく書けませんが
特に好きなシーンはホテルで朝を迎えた芋生悠の笑顔です。
演者さんの演技やカメラワワークや
作品全体の雰囲気を含め、自分好みで
ほんと久しぶりに、
「あぁ〜いい映画を観たな。」と思えた作品です。
ぜひ一人でも多くの人に見て欲しいです。
芋生悠(いもうはるか)さんの今後が楽しみ
彼女の魅力ってなんなんでしょうね?
個人的にはどことなく蒼井優さんのような雰囲気を感じていて
これから作品によって何色にでも染まれる感じがしています。
“可愛い<綺麗”というのか、古き良き日本女性のような優しさ。
そしてスクリーンで見ると、おしとやかで凛とした佇まいの中に、
強さを感じます。
同世代の俳優さんの中にいても、埋もれることなく自然と目で追ってしまう
不思議さが彼女にはあります。
とにかく彼女の今後の活躍が楽しみです。
芋生悠さんの他の出演作品
これからもたくさんの映画やドラマに
出てくるだろうと勝手に推測しています。笑
出演時間が短い作品もありますが、
良かったら、是非他の作品も見てください。
①『左様なら』
②『37セカンズ』
③『ハンド全力』
それでは今日もありがとうございました。
また一週間頑張って行きましょう👍
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